古着と聞くと、「人が使った後の服でどこか清潔感がない。」と思う方もいるでしょう。
ですが、その考え方も吹き飛ぶような「古着の良さ」について、現在古着屋で働いている自分が余すことなく語りたいと思います。
どうも!
古着屋店員兼ブロガーの「k(@k___blog)」です!
いきなりですが、古着って好きですか?
もし、あまり好きではない。
という方がいれば、この記事でそんな考えを吹き飛ばすことができればいいなと思っています。(無理強いするつもりもありませんが。)
もちろん、僕は古着が大好き!!
ファッション全部が好きですが、その中でも古着に対しては特に強い思い入れがあります。
好きだからこそ、今古着屋で店員をしていますし、そんな古着の良さをみんなに伝えたいと思っているんです!!
ってなわけで、そんな「古着の良さ」について余すことなく、お伝えしようと思います!
とにかく安い
古着屋で買う良さはなんといっても「安い」こと。
プロパー(定価)で買うのと比べてかなり安価に服を入手することができます。
服って1回着ただけでも価値は下がりますし、何ならタグを切っただけでもう定価には戻りません。
新品と全く同じ新品未使用の品物でも、一度人の手に渡ってしまえば、それはもう中古になってしまうんですね。
世の中本当に色んな人がいて、一度着たら飽きて古着屋で売ってしまうような方もいますし、サイズが合わなかったからほとんど着ずに古着屋に売ってしまう方もいます。
そのため古着屋ではほとんど新品とも呼べる服がごまんとあるというわけです。
そしてそれを定価の半額ほどで買えてしまう物も実はあるんですよ。
これを聞いただけでも「古着ってお得!?」って思いませんか?
もちろん、僕も今絶対に手に入れたい服はプロパーで購入します。
ですが、安く購入できるに越したことはないはずです。
だって、安く購入できたら、もっとたくさんの服を買うことができるから。
ですから古着の安さにはメリットしかないんですね。
また、古着と聞くと使い古された物をイメージする方もいるかもしれませんが、ブランド古着屋などでは比較的綺麗な状態の服が多いものです。
なぜならば、服好きな人は服を大切に扱うから。
アウターが5万以上、シャツが2万円以上もするような、ちょっといいブランドを着る方達って、本当に服を綺麗に扱ってくれるんですよ。
家に帰ってきちんとハンガーにかけ、着る時期を終えるときちんとクリーニングに出す。
そんな大切にされた服がブランド古着屋には集まってきます。
どうです?
古着の着古されたイメージが払拭されてきたでしょ?
一点物のアイテムもある
また、ブランド古着とは系統が違う、海外から買い付けているような古着屋さんのアイテムは一点物である事が多いです。
まず、古着屋にも色々な種類があって、
1.ブランド品をお客さんから買い取って販売しているブランド古着屋
2.バイヤーや店長が海外に赴き輸入してくるインポート古着屋
3.海外などからコンテナ買いをしてくる格安古着屋
4.新品や古着がミックスした古着屋
5.それ以外
など、色々と形態があります。
主に1・2・3の古着屋が多いですが、基本的なそれぞれの違いとして、分かりやすいのは仕入先の違いですね。
どう仕入れるのかによって、並べられる服に大きな違いがありますから。
もっと細かく知りたい方は、古着屋について書いた記事があるので、そちらをご一読下さい
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【超簡単】古着とは?誰でも分かる正しい古着や古着屋の知識
「古着」と一口に言ってしまっても、古着にはたくさん種類があり、着古したものはすべて古着と定義づけできてしまいます。今回はそんな曖昧さが目立つ「古着」について古着屋さん目線から考えていきたいと思います。
ここで話を戻します。
1のブランド古着屋は「デザイナーズブランドやセレクトオリジナルなんかのアイテムが安く買えたりする場所」というイメージがあります。
それに対して、2のインポート古着や3のコンテナ買いをする古着屋は一点物のアイテムが多いんですよ。
なぜならそれが日本で売っていないからです。
ですから、他の人と被らない自分だけのアイテムを見つけることができるというわけです。
その分、古着感があって、清潔感に欠けるというのも事実なんですが、ファッションに人との違いを出したい方にとってはこれ以上ない選択肢でしょう。
再度売っても値が下がりにくい
古着と言うのは一度価格が、定価から下がった物がほとんどです。
例外があって、定価より中古相場が高くなってしまう物(シュプリームやNIKEのスニーカーなどのプレ値が付くもの)もありますが、ほとんどが値下がりしていると言っていいでしょう。
そんなわけで、中古で買った服は新品よりも安いというは必然なのですが、その服を着なくなって売りたいなぁと思った時に、定価で買った物よりも値段の下がるパーセンテージがかなり低いんですね。
物にもよるので一概には言えませんが、平均的な中古相場は新品の50%~85%程度。
コレは新品の服をタグを切って、売った時の平均的な相場です。(状態がAやSの非常にいい状態の相場)
また、売るというのは古着屋に売るというのではなく、ヤフオクなどで出品した時の相場の事です。
もちろん、ブランドによってはほとんど値下がりしない物もあったり、逆に半額以下になってしまう物もありますが、平均的に服の中古ってこれくらい値段が下がるんですよ。
(ちなみに今はブランド古着の話で、インポート古着や格安古着は値段が付かない物も多いので、その辺は気を付けましょう。)
しかしながら、ブランド古着屋で購入した古着は、新品を売る時ほど急に値下がりすることはありません。
一度中古になってしまえば、次も中古ですから。
良い買い物をしていれば、ほとんど同じ価格で売れたりする場合もあるんですね。
もちろん、その服を何年も着用して売るのとは話が別ですが、数か月着ていただけではそんなに値段が下がることはないんですよ。(またまた例外で、最新の物(今なら2017AWとか)は半年くらい経ってしまうと値段が下がってきてしまいますが。)
ですから、その服に飽きたら売ってしまえばいいんです。
ユニクロなどのコスパが良いとされる服って中古の値段はつかないですが、人気のブランド服はきちんと値段がつきますからね。
実はブランド古着ってそれだけでコスパが良かったりするんですよ。
プロパーでは手が出せない物も買えてしまう
服好きなら憧れのブランドやアイテムなどがあるでしょうが、そういったブランドは間違いなく手が出せないくらい高かったりするんですよね。
僕もいつかは欲しいアイテムなんかもありますが、軽自動車が買えちゃうくらい高い物なので正直いつ買う事になるかは分かりません。
ですが、ブランド古着屋ではそんなあこがれのブランドやアイテムがギリギリ手が届くところまで値下がりしていたりするんですよ。
勿論、良い物はそこまで大幅に値が下がったりはしないですが、定価の7割くらいになってくれている物はあります。
もしそれが自分のサイズと合ってしまったら、買いたい衝動を抑えることはできないでしょう。
古着にはそんな自分の憧れのブランドを購入できる機会を与えてくれる場所だとも思っています。
古着屋では入りにくいようなブランドの服もガンガン試着できる
誰もが感じたことがあると思うのですが、ハイブランドやデザイナーズブランドのショップって入りにくかったりしますよね。
店員さんがドアの前に立っていたり、店内に誰もいない状況だと、入りたくても入れないものです。
自分は今でこそ慣れちゃいましたが、東京に来てまずそれを克服するのが一番のハードルでした。
まぁ今でもヴィトンやグッチなどのお店には入りにくいですけど。(どうせ買わないんだろって視線を感じずにはいられない・・・。)
入りにくいお店ということは、もちろん試着などもしにくい訳で、買わない物をガンガン試着するというのも難しいかと思います。
店員さんにひとつひとつ解説されながら試着するのが苦手な方もいるでしょうし。
しかし、それが古着屋なら試着の敷居が驚くほど低くなるんですよ。
グッチやヴィトン・サンローランやマルジェラをサラッと着れちゃうんです。
そこに変な敷居の高さもありませんし、店員さんからごり押しされることもありません。
ユニクロの試着感覚でハイブランドの服を着ることができるという訳なんです。
新品ではないので、こちらもそれほど気を使う事はありませんし、ハイブランドのショップで試着する前の予行練習にもなっていいのではないでしょうか。
色々な古着を着比べることができる
また、もうひとつ古着屋で試着することでしか味わえない良さがあります。
それが色々な服を着比べることができるという事です。
セレクトショップなどでも色々な服を着比べることはできるかと思いますが、古着屋のブランドレパートリーはセレクトショップの数倍。
デザイナーズブランドからセレクトオリジナルまでを思う存分着比べることができるんですね。
たくさんの物を着比べられるというのは本当に有意義なことで、高い物がなぜ高いのかを実感する事ができますし、案外セレクトオリジナル品が良いことに気付けたりもします。
普通のショップでは体験できない事のひとつなので、色々な物を着比べてみるというのを古着屋で試されるのが良いかと思いますよ!
終わりに
以上、自分の思う古着屋の良さについて語らせていただきました。
古着好き故の個人的主観が多く入った記事でしたが、なぜ自分が古着屋を選ぶのかを分かっていただけたかと思います。
もちろん、新品には新品の良さもあると思っていますが、それを考えても有り余る古着の良さがあるとも思っています。
服の知識がないという方は、色々な服がありすぎる古着屋で何を買ったらいいか分からなくなってしまうかもしれませんが、セレクトショップなどよりも服の知識が増えることは間違いないはずです。
まずは、古着屋にあるブランドコーナーを見て、自分の好きなブランドの服を探し始めることから始めてみるといいでしょう。
そしてその近くには似たような系統のブランドを並べていることが多いです。
そこから新しいブランドを自分の中で開拓していくことで、たくさんの自分の好きな物に触れていけるようになると思いますよ!
これであなたも「古着好き」の一人ですね!!
では、以上になります。
コレを読んでいただいて、古着に少しでも興味を持っていただければ幸いです。
それではまた。
オススメの古着通販
コチラはベクトルパークのネットショップ。
このショップが結構おすすめで、たまに安い物があってお買い得です!