いい古着を見極めるポイントの第2弾!
今回は古着の中でも比較的数の多い「シャツ」の見るべきポイントについてご紹介していきます!
どうも!
古着屋店員兼ブロガーの「k(@k___blog)」です!
今回は良い古着を見極めるポイントの第2弾!!
1年を通して一番よく使用するであろう「シャツ」についてです。
Tシャツよりも選んではダメな古着が多いので、ぜひ参考にしてみて下さい!
それではいきます!
絶対的に大切な襟の形
まず、シャツで絶対に確認しておきたいのが「襟の形」です。
市場に売られているトレンドに合わせたシャツなら、あまりに変な形の襟の物はありませんが、古着は違います。
数十年前のシャツが普通に売られているのが古着なので、今のトレンドに合わない襟の形もあるんですね。
特に気を付けて欲しいのが「ワイドカラー」や「ポインテッドカラー」のシャツ。
上の画像のように、襟が太い物、また先が90度以上にとんがった物は現代のカジュアルシャツとしては不向きです。
ですので、この形の物はできるだけ古着では選ばないようにしましょう。
それでは、選ぶべきえりの形をいくつか紹介しておきます。
レギュラーカラー
こちらは「レギュラーカラー」という一般的な形のシャツになります。
レギュラーカラー自体もトレンドによって、多少変化するのですが、今最も多いのが、襟自体が小ぶりで襟先が90度くらいの物。
今市場にあるカジュアルシャツの大半がこの形になっています。
また、大きくトレンドが変わることもない形なので、古着にも数が多いのが特徴ですね。
一番見つけやすい形ですし、古着としても使いやすい形になります。
ボタンダウン
「ボタンダウンシャツ」
襟先をボタンで留めた形の物です。
少しカッチリとした印象が強くなりますが、襟が立つので綺麗に見えるという特徴があります。
こちらも古着で多く出回っており、トラディショナルなブランドに多いですね。
ブランドで言うと、「BROOKS BROTHES(ブルックスブラザーズ)」や「RALPH LAUREN(ラルフローレン)」など。
ニットやニットベストと合わせて着る時にも襟が綺麗な状態が保たれるので、レイヤードする着こなしにオススメです。
バンドカラー
最後に古着でとてもオススメなのがバンドカラーと言われる襟になります。
コチラの襟は他の形状に比べて、とてもシンプル。
襟元はファッション全体においても目立ちやすい部分でもあるのでこういった素朴なデザインはクリーンなイメージにもなります。
現代のファッションでも数が多く出回っており、トレンドに合う形でもありますね。
古着でもたまに見かける襟なので、気を付けて見てみるのもいいかと思います。
生地の素材
シャツに使われている素材はいくつかあるのですが、古着で選ぶべき種類について見ていきましょう。
まず、シャツによく使われる代表的な素材が。
- コットン
- ポリエステル
- リネン
- シルク
の4つ。
これらを混合した素材の物も見られます。
まず、この中から古着で選ぶべきなのが、ポリエステルとシルクの2つです。
ポリエステル素材のシャツは比較的汚れや破れがある物が少なく、古着でも状態が良い物が多くあります。
また、シルクは高級品です。
今、新品でシルクシャツを手に入れようとすると1万円は優に超えるでしょう。
そんなシルクシャツも古着だとごまんと転がっています。
洗いをかけているシルクはシワになっていることも多いので、そこだけ注意ですね。
購入した後、アイロンをかけてあげてもいいですよ!!
コットンとリネンは選ぶべきではないとまでは言わないですが、コットンは襟汚れなどの状態が悪い物が多いですし、リネンは風合いが失われている物もあるので、きちんと見る目が必要です。
これらのことから、個人的に一番オススメなのがポリエステル素材のシャツです。
ボタン素材
ボタンに使われる素材もいくつか種類があります。
現在良く使われているのが、貝ボタンを模したプラスチックのボタンです。
材料費が安く、ファストファッションなどに多く使われている物になります。
比べると分かるのですが、安っぽさがあるボタンですね。
それに比べて本物の貝ボタンは光沢があり、高級感があります。
白シャツなどのボタンが目立つ物には特に貝ボタンがおすすめ。
高級感が一気にアップするでしょう。
また、古着に多いのが樹脂ボタン。
プラスチックボタンの1つですが、材料に樹脂を用いている物になります。
後染めができるのが特徴で、古い物だと雰囲気も出ますし、ミリタリーの服をリメイクして後染めすると色が変わる物も。
プラスチックだけど安っぽくないのが特徴です。
ですので、選ぶべきボタンの素材は「貝ボタン」と「樹脂ボタン」になります。
ボックスシルエット・ラウンドシルエット
ボックスとラウンド、このシルエットの違いはシャツの裾の形状です。
ボックスが四角い長方形のシルエットなのに対して、ラウンドは裾が丸くなったシルエットの事を言います。
この違いは、シャツを入れて使うものなのか、それとも出して使う物なのかによって分かれています。
ラウンドは基本的にシャツインしやすいよう真ん中が丸まった形状になっていて、ボックスはシャツインしなくても綺麗な見え方になるようなシルエットになっているんです。
ですので、選び方としてはシャツインしたり、インナー使いしたいなら「ラウンド」
アウター感覚で羽織物に使うなら「ボックス」
というのが一番良い使い方でしょう。
どちらが良い悪いと言った物ではないという事です。
また、現代のトレンドではラウンドシルエットの物をタックアウトして使う事も多いので、絶対にタックインしなければならないというものでもありません。
身幅の広さとアームホールの広さ
シャツにおいても身幅とアームホールの広さは重要です。
身幅は胴体部分の幅の事で、アームホールは腕の付け根の名称。
現代のトレンドはゆったりとしたリラックスシルエットなので、どちらも広めの物を選ぶと良いでしょう。
上の画像の物はとても大きいですよね。
80年代・90年代古着では海外から入ってきているサイズ大き目の物がこういった身幅とアームホールが広い物が多いので、きちんとセレクトしている古着屋に行けば簡単に見つかるかと思います。
逆になんでも置いてある古着屋ではこういった身幅とアームホールが広い物を中心に探してみるといいでしょう。
前立ての種類
前立てとはシャツに使われる前開き部分の名称です。
シンプルなシャツにおいて、このディテールは重要で、種類も多くあります。
今回は代表的な物を紹介して、どういった見え方になるのかを見ていきましょう。
表前立て
一般的に多く見られる前立てで、カジュアルなシャツにもドレスシャツにも使われるディテールになります。
見え方もごく一般的に見えるので、まずハズレがありません。
古着でも多いので、間違いのない前立てになりますね。
裏前立て
表前立てよりもドレスシャツよりなディテールです。
前立てが見えないので、すっきりとしたシンプルな印象になります。
古着ではそこまで多くないディテールです。
選んだらダメと言うほどでもないですが、ドレッシーな印象になるという事は覚えておきましょう。
比翼
比翼はかなりフォーマル向けなシャツになります。
ボタンが見えないのでとてもシンプルなディテールですね。
シャツの生地感で勝負するドレスシャツなどにも多いです。
個人的には好きなディテールなのですが、ドレスシャツっぽさが際立つため、最初は避けた方がいいかもしれません。
黒色に比翼だとウェイターっぽい雰囲気になるので注意です!
前開き
シャツは前開きによって、メンズかレディースかを見極めることができます。
上の画像を見てもらって、右前がレディース、左前がメンズですね。
古着に関してはどちらでも許容できるのですが、レディースだと突っ込まれるのが嫌な方は左前を選ぶと良いでしょう。
まぁ見ただけですぐ気づく人はショップの店員とかだけなので、そこまで気にしなくても良いかと。
逆に海外の古着だと日本人のサイズに合うのはレディースサイズだったりするので、左前だけを選んでいると選択範囲がせまくなってしまいます。
ですので、メンズ・レディース分け隔てなく選ぶのが古着のシャツの選び方ですね!
終わりに
以上、古着のシャツの選び方についてでした!
「何が良いシャツなのか?」
という定義は難しいですが、これらの部分を見てもらって、自分に合ったデザインやシルエットの物を選んでいただければと思います。
特に柄や色・デザインは自分の好みで選ぶべきだと思いますよ!
それでは以上になります、続いてスラックスの見極め方をご紹介しますのでお楽しみに!!