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季節感を出すためのファッションの生地【素材】選びの方法

2017年6月5日

ファッションに必要な季節感。

そんな季節感を手っ取り早く出す方法として「季節感のある素材選び」があげられます!

季節ごとに適した素材やその素材の特徴などを見ていきたいと思います!

どうも!

古着屋店員兼ブロガーの「k(@k___blog)」です!

服の生地には色々な見た目や特徴があります。

その中で季節ごとに生える素材というのがあってファッションに落とし込むのに素材感の選別は必要不可欠です。

ファッションが好きな人が行きつくところが素材とも言えるでしょう。

そんな素材について今回は見ていきたいと思います!!

 

季節で素材を変える理由



季節感で素材を変える理由はいくつかあります。

その中で一番大きな理由は「快適に過ごせる素材を選ぶ」という事でしょう。

洋服をファッションとする前に必要な事。

それが体温のコントロールです。

人間は毛の代わりに服を着ることで体温をコントロールして、季節を乗り越えてきました。

ですので、一番は体温調節のために季節感ある素材を使うという事です。

そしてもう一つあげるとすると、「素材に対する印象」というのがあります。

「夏なのに厚そうな服を着ている」

「冬なのに肌寒そうな服を着ている」

といった見た目に対する印象です。

季節感をとらえていない服装というのは、はたから見て「考えていない着こなし」に見えます。

服本来の意味を理解せず、季節感に逆らった服装はオシャレ以前の問題に感じてしまうんですね。

そういった意味からも季節によって服の種類だけでなく、服の素材感にこだわる必要性があるということなんです!!

 

春夏にオススメの素材

それでは「春夏」と「秋冬」に分けてよく服に使われるおすすめの生地を見ていきたいと思います!

さて、まずは「春夏」におすすめの素材ですが。

・麻(リネン)

・シアサッカー

・クールマックス

などがあります。

ひとつひとつ細かく見ていきます。

 

リネン

http://item.rakuten.co.jp/chum-chum/160415202/

夏のシャツに使われうる素材としても知られる「リネン」

麻の中の一つの種類が「リネン」と呼ばれるもので、タグの製品表示に麻と書いてあったらこの「リネン」であることがほとんどのはずです。

 

涼しい風合いとサラッとした質感で、生地によっては少し透ける物もあるでしょう。

 

夏に使う生地の代表的な物でしょう。

 

シアサッカー

http://item.rakuten.co.jp/morimori/in60085-/

あまり知られていないのがこの「シアサッカー生地」

生地表面が凸凹としたシボ加工が施されていて、その結果肌に触れる生地の面積が小さくなり涼しく感じるようになるんだそうです。

素材にはほとんどの場合コットンが使用されます。

このシアサッカー生地が使われるのはジャケットが多く、夏用ジャケットを探すとこのシアサッカー素材に行き着きます。

ジャケットだと肌が触れないから涼しくならないのかなと思っちゃいますが、生地感も薄いのでその分涼しくは感じますね!

 

夏場にこの素材のアイテムを使いこなしていたら、素材選びがうまいと思っちゃいます!!

 

クールマックス

http://www.ozie.co.jp/fs/shirts/c/coolmax-cont

言わずと知れた「クールマックス」

「クールマックス」とはインビタス社がペットボトルの再生繊維から作り出した清涼素材です。

速乾性があり、スポーツウェアなどに多く使われていますね。

最近のオシャレ着にはそこまで多く使われてはいない印象があります。

 

秋冬にオススメの素材

では続いて「秋冬」にオススメの素材。

メルトン

フリース

フランネル

などがあります。

ひとつずつ見ていきますね!

 

メルトン

http://item.rakuten.co.jp/kiji-hikari/hw107/

「メルトン」とは羊などの短い毛を使った紡毛糸を使い、綾織り又は平織りにした物を高密度に加工する縮絨加工をを施した生地です。

少し難しいですが、言い換えると、普通も織物よりも密度が濃く重い素材という所ですかね!

特徴として、糸の密度が濃いので、保温効果があり、冬用の素材として用いられます。

Pコートなどの生地を想像してもらえば分かりやすいかと思います。

このメルトン生地は高密度な織物であるので、なかなかに重量がある服になってしまいます。

そこでウール100%ではなく、化繊を混合した物が市場では多くありますね。

 

中にはウールを少なくすることで安上がりにしているといった意見もありますが、化繊にはそういった短所を補う理由で混合されていることもあるんです。

ブランド側は僕たちが考えている以上に服の事を考えて作っているものですよ。

 

フリース

http://210ya.co.jp/SHOP/3201-22.html

ユニクロのフリースで一躍有名になった「フリース素材」

フリースとはポリエチレンテレフタラートと言われるポリエチレンの一種で作られた柔らかい起毛仕上げの繊維素材です。

 

柔らかく肌触りの良い質感と空気をため込む特性は冬向けの素材として広く知られていますね!

 

化繊ではあるので、比較的安い物が多いですが、「パタゴニア」などのブランドから高価な値段では出ています。

 

フランネル生地

http://blog-shop.gdcweb.jp/article/43402991.html

「フランネル」は柔らかく軽い毛織物で、イギリスのウェールズ地方に伝えられる素材としても有名です。

この「フランネル素材」で作られた「シャツ」を略してネルシャツと言い一時期はオタクファッションの典型的アイテムとしても知られるようになってしまいました。

 

このアイテムがオタクファッションとも言われた理由こそ、季節感問わず着ていたことによるダサさだとも思っています。

 

高級な素材を使う理由

「カシミア」や「シルク」などは高級素材として知られています。

なぜ人は高級素材に惹かれ、高いにもかかわらずお金を出すのか。

この2つに関しても特徴は何と言っても肌触りの良さ、そして繊維の光沢感です。

 

現代の化学繊維などはどうすればこれらの高級素材に近づけるかを意識して作られている物が多いです。

 

「シルキー加工」などのシルクに似せる加工などもあるくらいですから、高級素材の方が見た目にも肌触りにも優れている物が多いんです。

ただ、希少性が高いという理由だけではないんですよ!

実際に一度手に取って見れば分かりますが、その良さに気付けば生地にこだわる理由もわかるというものです。

別に高い高級素材の服を買わなければならないという意味ではないですが、一度いい物を手に取ったり買ってみたりすることで、ファッションの視野は広がりますよ!!

 

終わりに

以上になります!

今回は服によく使われる生地に注目して紹介しました。

少しだけ「生地」と「素材」をごっちゃにしちゃいましたが、イメージとして理解してもらえるだけでも大丈夫です。

実際のところ「リネン」だけは素材の名称でその他は生地の織り方や生地の名称だったりします。

ファッションは曖昧な所が多いので分かりにくいのですが、リネンは特別な加工や織り方をせずとも季節感がある物ということで今でも使われているんですね。

 

服が好きになればなるほど気になってくる「素材」というものですが、本職の方にもなってくると、生地を触るだけで混合率まで分かるらしいです。

 

僕はまだまだそのレベルまでは達することができていませんが、気になった服の生地の混合率や素材などはチェックするようにしています。

 

ファッションの視野を広げるためたまには素材の勉強も面白いと思いますよ!!

以上になりますが、服選びの参考になれば幸いです!!

それでは!

 

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ブログ歴7年。 古着屋勤務歴5年。 デザイナーズからビンテージまで幅広く色々な服が好きなので、このブログでも幅広いテーマで発信中です!

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