ヴィンテージと比べてお財布にやさしい価格帯で購入できるレギュラー古着。
古着屋でレギュラー古着としてよく取り扱われているブランドをまとめて紹介します!
どうも!
古着屋店員兼ブロガーの「k(@k___blog)」です!
今回はレギュラー古着と、古着屋でよくレギュラー古着として売り出されているブランドをまとめてお伝えしたいと思います!
レギュラー古着とは?
普通という意味を持つレギュラーという言葉。
一般的に、ヴィンテージとしての付加価値まではついていない古着をレギュラー古着と言います。
ヴィンテージの定義は30年以上前の物を指しますが、30年以上前の服が全てヴィンテージとして価値があるわけではありません。
今見ても色あせない、そんなアイテム達にヴィンテージとして価値が付くんです。
レギュラー古着は、90年代や2000年代前半のアイテムやブランドを指していることが多いですが、30年以上前の物だけどそれほど価値がない物にも使われます。
ヴィンテージには歴史的価値があり、それに対しての物としての付加価値がありますが、レギュラー古着は着ることでしか価値がない服と言えるかもしれません。
また、レギュラー古着となるとそのブランドの種類も様々。
古着屋で知らないブランドに出会うことも少なくありません。
そこで今回は、レギュラー古着として多く出回っているブランドをまとめてみました!
ぜひ、このブランド見た事あるなぁっていう感覚で見ていただければと思います!
では早速見ていきましょう!
GAP(ギャップ)
アメリカのファストファッションブランドであるギャップ。
その中のオールドギャップがレギュラー古着としてよく取り扱われています。
オールドギャップとは80年代から2000年代初期の物を古着屋が打ち出したもの。
カラーリングが激しい物や、面白いデザインの物が多く、シャツからナイロンブルゾンまで幅広く古着屋で販売されています。
レギュラー古着としては多く見られるブランドですね!
NAUTICA(ノーティカ)
アメリカブランドのノーティカ。
現在も続くブランドで、総合的なライフスタイルアパレルブランドとして展開しています。
スポーツテイストが得意な為、出回っている90年代の物もナイロンジャケットなどが多め。
オーバーサイズのアウターが人気のあるレギュラー古着の定番です。
現在日本での展開は終了しており、以前はデサントがライセンス展開をしていたので、デサント代理の物は日本企画の物でしょう。
geoffrey beene(ジェフリー ビーン)
1958年に始まったニューヨーク発のデザイナーズブランド。
ミラノコレクションで発表していた経歴も持ち、イッセイミヤケをもジェフリービーンの元で経験を積んだという当時知名度もあったブランドです。
メンズ・レディース共に古着としては出回っており、シンプルでユーティリティーなアイテムが多いのが特徴。
シャツの出回りが多いですが、シンプルで形の綺麗なパンツなど、デザイナーズならではの際立ったシンプルさのアイテムを見つけることが出来るでしょう。
ARROW(アロー)
1851年から続く老舗シャツメーカー。
シンプルな白シャツからチェックシャツまで、ヴィンテージ好きも虜にするアメリカのブランドです。
60年代以前頃の物はヴィンテージとしての価値も高くなってくるブランドで、50年代以前のディテールである"マチ"が付いている物は人気があり、1万円前後が古着としての相場になります。
80sや90sもきれいな形のシャツが5000円以下で購入できるので、レギュラー古着のシャツとして人気を得ています。
SEARS(シアーズ)
アメリカの百貨店業態であるシアーズが展開していたプライベートアパレルブランド。
1893年に設立されて以降、通販事業をメインに洋服から車まで幅広く取り扱いアメリカ国民から広く愛された百貨店です。
この Sears というブランドを分かりやすく日本のブランドに例えるとイオンのトップバリューの様な物と言えばいいでしょうか。
イオンと比べると消費者側からする認識の違いはあるかもしれませんが、そういった手の届きやすいブランドだったということです。
デニム素材のカバーオールなど、デニムアイテムがレギュラー古着として人気のあるアイテムです。
他にもレギュラー古着として出回っている「LANDS' END」などのプライベートブランドも展開していました。
LONDON FOG(ロンドンフォグ)
アメリカのコートブランド。
レインコートを主に取り扱っており、トレンチコートやステンカラーコートなどが古着屋で人気のアイテムです。
70年代当時ではレインコートの三分の二のシェアを誇っていたそうです。
そのため、レギュラー古着として多く出回りがちなんですね!
現代風にも感じるサイズが大き目で着丈も長い物が多い為、バーバーリーやアクアスキュータムのトレンチコートに次いで人気のあるコートブランドになっています。
メンズ・レディース共に出回りが多いです。
CHAPS(チャップス)
ラルフローレンのデュフュージョンラインとして登場したのがチャップス。
創業当時こそ、ラルフローレンのいちラインでしたが、その後ライセンス契約となり、今ではそのラインセンス契約も打ち切られチャップスという名前だけが残っています。
ラルフローレンの文字があるタグと文字がないタグがあるのですが、ラルフローレンのライン当時の物にはチャップスの下に文字が刻まれているのでしょう。
高級路線だったラルフローレンよりも大衆向けの為、カジュアルで普段着として使いやすいブルゾンやシャツなどがレギュラー古着として多く出回っています。
LIBERTY(リバティ)
100年以上の長い歴史を持つアメリカのオーバーオールから始まったブランド。
緑のジッパーテープがアイコンとなっています。
レギュラー古着として5000円ほどで出回っていて、手に取りやすいオーバーオールとして人気です。
「HEE HAW」のキャラクター総柄オーバーオールが有名ですね。
J. C. Penney(ジェイシーペニー)
アメリカの百貨店ブランドのひとつ。
全米首位の衣類のオンラインストアとなっており、シアーズと並ぶ大手の百貨店チェーンです。
流通量も多いことから、レギュラー古着として日本にも多く流通しており、他にも TOWNCRAFT (タウンクラフト)や BIGMAC(ビッグマック)などレギュラー古着として多く出回っているラインもあります。
FIVE BROTHER(ファイブブラザー)
1890年創業の老舗ブランド。
ファイブブラザーと言えばヘビーフランネルシャツ。
ヘビーフランネルシャツと言えばファイブブラザーと言えるほど、ネルシャツの認知度が高いブランドです。
70年代以前の状態の良いネルシャツは1万円を超える価格になるものもありますが、80年代、90年代のネルシャツは5000円以下とレギュラー古着らしい価格で購入できます。
Pierre Cardin(ピエールカルダン)
フランスのファッションデザイナーであるピエールカルダンによって、1950年にスタートしたブランド。
当時のクリスチャンディオールの立ち上げメンバーであることも知られており、デザイナーとしてその後も大きく活躍されました。
ピエールカルダンのブランド自体もライセンス拡大によって世界的に大きくシェアを伸ばしていったのですが、ライセンスを拡大した分、高級ブランドとしての認識は世間から薄れていったようです。
今中古市場でレギュラー古着として出回っているのはそのライセンス品でしょう。
ナイロンブルゾンや柄シャツなどのコレクションラインのイメージとは違うものがレギュラー品として多く出回っていますが、それがレギュラー古着として逆に人気となっています。
Van Heusen(ヴァンヒューゼン)
アメリカの老舗シャツメーカーであるヴァンヒューゼン。
ドレスシャツを多く作っていたメーカーで当時のアイビーブームの中で、大きく売り上げを伸ばしていったそうです。
また、1970年代には日本の「VAN JACKET」がライセンス契約をしており、そのライセンス品も現在のレギュラー品として出回っているようです。
もちろんレギュラー品もシャツがおすすめです!
終わりに
以上、古着屋で良く出回っているレギュラー古着についてでした!
こうやってまとめてみると、大きなブランドの1ライン・1ブランドであることが多いと改めて感じました。
もちろん、レギュラー古着はこの限りではなく、本当に数も多くこれからも増えていきます。
新しい価値を見つける古着屋さんの努力がレギュラー古着でもあるとも言えますから。
そんな魅力的な新しいブランドが古着屋さんにもっともっと増えていってほしいですね!
それだけ覚えるのも大変になっちゃいますが。
それでは以上になりますが、レギュラー古着を買ううえでの参考になれば幸いです。
ではまた。