COMOLIのシャツを着ていてたまに言われるのが、「それユニクロで良くない?」という言葉。
COMOLIを好んで着る自分にとっては「違う!」と胸を張って言いたいところですがどこが違うのかと聞かれると少々困ってしまいます。
そんなわけで、今回はそんな言葉に負けないためにも、COMOLIとUNILQLOの白シャツの違いを徹底的に記述していきたいと思います!
どうも!
古着屋店員兼ブロガーの「k(@k___blog)」です!
今回は、2つのブランドの白シャツを徹底比較しようと思います。
その2つのブランドは国内ブランドの中でも確固たる人気を誇る”COMOLI"
そして、日本が世界に誇るブランド"UNIQLO"です。
この2つを比べる理由は上でも書いたとおり、COMOLIのシャツを着ていて、
「それUNIQLOと違いあるの?」
といったことを良く聞かれるからです。
もちろん、違いは色々とあるのですが、価格差である7倍ほどの差があるとは、胸を張って言えません。
ですが、COMOLIを好んで着ている自分としては、その言葉に対抗したいわけです。
ということで、COMOLIの良さを伝えるとともに、違いについて細かく記述していこうと思います。
COMOLIとUNIQLOの定番白シャツを比べてみた
今回比べるシャツがコチラの2つになります。
左がCOMOLIで右がUNIQLO
COMOLIの型番は「J03-02001」で16年秋冬に出たモデルになります。
ちなみに余談ですが、COMOLIの年代の見方は15年秋冬までは「15F-○○○」といった表記になっています。
最初の2文字が年代で3文字目がS又はFになっていて、Sが春夏でFが秋冬と言ったものです。
16年春夏からは最初の1文字がアルファベット表記になり、「I」が16年春夏、「J」が16年秋冬、「K」が17年春夏と言うように、アルファベット順に年代が読み取れます。
UNIQLOのシャツは2年ほど前に買った「SLIM FIT」の表記がある物、作られた時期としては今回比較するCOMOLIと同じくらいでしょう。
COMOLIのシャツに関してはこちら、完全に定番の物ではなく、「Wフロントコモリシャツ」という前身頃の生地が2重になった物。
COMOLIのシャツはこの1着しか所有しておらず、デザインもほとんど一緒なので、今回はこちらのシャツで比べさせていただきます。
サイズ
サイズはCOMOLIが「2」
UNIQLOは「M」を比べています。
COMOLIのサイズ展開は0・1・2・3とあり、1と2がMサイズ相当。
僕は基本的に2のサイズを好んで着ています。
少しゆったり目ですが、COMOLIは基本的にデザイナー自身が大き目に着ることを推奨されています。
ですので、ジャストサイズより少し大き目のサイズ感がおすすめです!
価格
価格は
COMOLIが¥24,840(税込)
UNIQLOが¥3,229(税込)
となっています。
その差額はおよそ21,000円で、7.7倍ほどの違いがあります。
こうして数字にしてみると、かなりの価格差がありますね。
果たして、その価格に見合うだけの違いがあるのか!?
生地感
左がCOMOLIで右がUNIQLOです。
素材はCOMOLIがコットン100%
UNIQLOはコットン96%のポリウレタン4%となっています。
どちらもブロード生地と呼ばれるドレスシャツに使われるものですね。
生地感の大きな違いとしてはCOMOLIの方が起毛感のある滑らかな風合いで、UNIQLOはガーゼの様な少しだけザラっとした肌触り。
目の詰まり具合がCOMOLIの方が格段に良く、それが肌触りにも影響しているのでしょう。
着てみると違いが分かるのですが、COMOLIは日本人の肌に合う柔らかい素材になっています。
言葉で表すのが難しいですが、着た時にフワッとなるんですよね。
UNIQLOの方も気になることはなかったのですが、COMOLIと比べてしまうとゴワゴワとした着心地に感じてしまいます。
どちらとも何度も洗って使用していますが、劣化はそれほど感じられません。
白シャツでは特に気になるシワのより方ですが、どちらとも結構シワがよります。
僕は白シャツの場合1・2回着ると洗濯するので、洗濯後のアイロンは必須ですね。
生地の透け感
白シャツの良さを決定づける部分で特に大切だと思っているのは透け感。
1枚で着て大事な部分が透けてしまうのはナンセンスです。
せっかくのオシャレも台無しにする効果がありますからね。
ってなわけで、生地の透け方も比べてみましょう。
今回はこのバッジを裏から当ててみて、その透け感を見ていきます。
左のCOMOLIは右のUNIQLOに対して、かなり透けにくくなっているのではないでしょうか。
UNIQLOははっきりとヒョウ柄が見えるのに対して、COMOLIは文字が書いてある事すら分かりません。
これは歴然とした見た目の違いが表れましたね!
しかしながら、上でも書きましたが、このCOMOLIシャツは前身頃の生地が2重になった少し特別なモデル。
通常モデルは生地が1枚となっているので、その違いも見てみることにしましょう。
コチラが生地が1枚になっているCOMOLIの後身頃の生地とUNIQLOを比べた物。
COMOLIは先ほどよりもヒョウ柄が見えるようになってしまいましたが、まだまだCOMOLIの方が文字が読み取りづらい状態です。
生地の透けづらさはCOMOLIに軍配があるでしょう!
シルエット
では、続いて見ていきたいのが、服の形(シルエット)です。
まずは両方のサイズを書き出してみましょう。
着丈
COMOLI:78㎝
UNIQLO:74㎝
袖丈
COMOLI:62㎝
UNIQLO:60㎝
肩幅
COMOLI:46㎝
UNIQLO:42㎝
身幅
COMOLI:59㎝
UNIQLO:47㎝
※メジャーでの計測になります。
この通り、COMOLIの方が少しづつ大き目のサイズ感となっていますが、大きく違いがあるのが身幅の部分。
COMOLIが59㎝でUNIQLOが47㎝と肩幅の4㎝の差から考えると10㎝以上の大きな違いとなっています。
このサイズ感から分かる通り、COMOLIはボックスシルエットでかなりゆったりとしたシルエットになっており、それにくらべてUNIQLOはシュッとしまったシルエットになっているんですね。
後ろから見ると身幅の広さがよく分かります。
COMOLIの方が横にかなり大きいですよね。
この大きさによって、着た時の印象もかなり違いがあり、ゆったりと柔らかく着ることができます。
シルエットに関してはどちらが良いという物でもないのですが、カジュアルに使うならボックスシルエット。
ジャストサイズのジャケットに合わせるなら細身がベストです。
なので、こちらは一長一短ですが、使い方次第かと思います。
ボタン
最後に、2つのシャツのボタンの違いを見ていきましょう。
UNIQLOは基本的にプラスチックボタン。
低価格化の為、安価な素材を使用しています。
また、UNIQLOは貝ボタンの市場価格を大幅に落としかねないとして貝ボタンの使用ができないと聞いています。(直接聞いたわけではないので不鮮明ですが。)
ですので、UNIQLOは貝ボタンに似せたプラスチックボタンです。
それでは、それを踏まえて二つの違いを見てみますね。
左がCOMOLIで右がUNIQLOです。
見た目にも分かるはっきりとした違いがあります。
COMOLIは透き通るような綺麗なボタン。
遠目から見た時、美しく光に反射します。
それに対して、UNIQLOは少し濁ったような質感。
光沢感がCOMOLIに比べてかなり少ないです。
とはいっても、プラスチックっぽさは薄く、ボタンを見慣れていない方は貝ボタンだと思ってしまうかもしれません。
個人的にははっきりとした大きな違いになっているかと思います。
まとめ
以上、COMOLIとUNIQLOのシャツの違いについて書かせていただきました。
大きな違いをまとめると、
- 肌触りの良さ(着心地の良さ)
- 透け感
- シルエット
- ボタン
の4つの違いがシャツの良さを大きく左右するポイントでした。
・肌触りと着心地は圧倒的にCOMOLI。
・透け感は通常モデルでもCOMOLIが僅差で上。
・シルエットは使いどころによりますが、カジュアルに使うなら現在トレンドのボックスシルエットであるCOMOLIを選びたいところです。
・ボタンは価格面が大きく表れ、COMOLIのボタンが圧倒的に綺麗でした。
という4つの大切なポイントで、COMOLIの良さが出たのではないでしょう。
個人的に好きなブランドであるCOMOLIびいきな所もあったかもしれませんが、UNIQLOのこの価格でこれほどのシャツを作れることに改めて驚きました。
正直、他の部分にはほとんど差がありません。
ですので、この4つのポイントに2万円以上の価格差を感じられなければ、UNIQLOで良いんだと思います。
僕自身、あまりの違いのなさにびっくりしたのですが、それでも手に取るのはCOMOLIのシャツです。
着心地の良さから、おのずと手に取ってしまいますし、他の服にもなぜか合わせやすかったりもします。(他の服もオーバーサイズが多いからでしょう。)
そういった目に見えない違いが両者にはあるので、一概には言えないのですが、僕はこれからもCOMOLIのシャツを選ぶと思います。
以上、COMOLIとUNIQLOのシャツの違いでした。
以上になりますが、シャツを買う上での参考になれば幸いです。
それではまた。