ワードロープの永遠の課題と言ってもいいでしょうこの問題。
色んな所でどっちがいいのかと意見が飛び交かっている事かと思いますが、今回は僕個人の意見を述べさせていただきます。
どうも!
古着屋店員兼ブロガーの「k(@k___blog)」です!
いい服とは
まずこの問題に入る前にいい服とはいったいどんな服なのか。
そこを少し考えていきたいと思います。
オシャレな服=いい服
まずオシャレな服はいい服かと聞かれるともちろんいい服ですね。
それが誰目線でオシャレな服かにもよるのですが、色々な人が見てオシャレだと思える服はいい服だと思います。
服って自分が着る物ではあるのですが、自分が見る物ではないんですよね。
他人に見せる物だと言ってもいいわけです。
自己満なオシャレも、TPOを考えなくてもいい・周りの空気を壊さない、なら全然構わないのですが、やはり周りからオシャレだと思われた方がいいですよね。
そこまで全部ひっくるめてオシャレな服=いい服なんだと思います。
じゃぁコレクションに出てくるような流行最先端で奇抜な服はいい服ではないのか。
と言われると、それはコレクションであって「リアルクローズ」ではありません。
服は日常で使えてこそ意味がある物なんです。
コレクション的にはいい物かもしれませんが、僕たちが着る服という意味ではいい物ではないという事なんです。
気に入った服=いい服
これも正解。
気に入った服というのは、何回も着ているからこそ気に入っているんですよね。
一目惚れもあるかもしれませんが、自分が気に入ったからこそお金を出せると思ったのではないですか?
もしかしたらその服を着ているうちに、合わせるのが難しくあまり使わない服になってしまうかもしれません。
それでもせっかく買ったから違う着こなしをしようとするじゃないですか。
そんな新しい着こなしも考えさせてくれるいい服なんじゃないでしょうか。
長く使える服=いい服
長く使える服って思いのほか少ないです。
年をまたぐと去年とは何か違うなと思ったり、ちょっと古臭く感じてしまったり、生地がダメになってしまったりとかなりの問題を抱えてしまうものです。
そんな中で何年も使うことができる服というのは本当に貴重です。
ベーシックなアイテムこそ長持ちしてくれるのですが、長く使えるという事はトレンドにも流されにくく、生地も傷みずらい物を使っているという事なのでしょう。
それと経年が逆に味だと感じる物もあるでしょう。革製品だったり、デニムの経年だったり。
それも含めて長く使えるという事はいい服なんだと思います。
素材が良い服≠いい服
服の良しあしを素材だけで判断する人もいますが、確かに素材が良い服はいいとは思います。
ですが、その素材が本当にその服の用途に合っているのか。
もしくは本当にその生地でなければならないのか。
といったところも大切になってきます。
スーツなどは繊維が細ければ細いほどスーツ自体に光沢や艶が生まれ、それがいいスーツの基準にもなっています。
ですが、逆に繊維が細くなればなるほど脆くもなります。
要するに長持ちしないという事です。
スーツは高くなればなるほど消耗品になると言われている服でもあるんですね。
それを考えた時に、果たして高い生地であればあるほど良いのか、と言われるとそうではありませんよね。
スーツなどは仕事にも使うでしょうから、ある程度丈夫でなくてはなりませんし、たった1シーズンで買い替えなどしていたらお金もかかって大変ですよね。
そういう意味では、そこまで良い素材を使わずともいい服にはなりえるんです。
素材の面で考えて欲しいのは「用途に合っているのか」「値段と釣り合っているのか」「丈夫な物なのか」「艶や光沢はあるのか」などですかね。
素材に関しては本当に考えることが多いのですが、服を買ううえで素材を見て選ぶのはもちろん大切なんですが、素材が良い服だけがいい服なんだと思ってはダメだという事を知ってもらえればなと思います。
高い服≠いい服
これはもちろん違うと言っておきます。
高い服は高いなりの理由があると思いますし、その値段でなければ作れない服もあると思います。
ですが、上でも言ったように無駄に高い生地を使っていたり、いらないディティール・こだわりがあったりする服は普段着としては必要ないです。
自分が使える服で、自分が欲しい範囲内の値段の服を買いましょう。
高いお金を払った服は大切にするし、自分の感性を高めてくれる大切な服になってくれると思います。
そんな高い服を買っていきたいものですね。
セールで安く変えた≠いい服
元値が高い物をセールで買えた時ってかなり嬉しいですよね。
得した気持ちになれることでしょう。
ですが待ってください。
セールで安く買えたからと言ってそれがいい服というわけではありませんよね。
セールの服って要するに売れ残りです。
売れ残りがいい物だという考え方はおかしいはずです。
それではセール品はすべてダメなのか。
と言われるとそうでもありません。
供給過多の場合はもちろんセールになりますし、合わせにくそうな服もセールになってしまう事はあるでしょう。
そこを上手く狙っていくのが買い物上手ではあると思うんですけどね。
ですが、欲しいと思ったときに買わずにセールで買うという事は、欲しいと思った時期からセールまでの間その服を着ることができなかったという事実にもつながるわけです。
トレンドアイテムならなおさらです。
セールで値引きされた額って、この「欲しいと思た時期からセールまでに着れるはずだった分」を値引きされた額だとも思うんです。
ですから、一概にセールがいいとは言えないんですよねぇ。
セールを狙うのはいいけど狙いすぎも良くないよという事です。
自分ならセールはベーシックな何年も使えそうな物や、その服がなくなりそうな直前くらいで買いますね!
ファストファッションとは
さて、では良く耳にするファストファッションですが、ユニクロやGU、H&M、ZARAなどはファストファッションの筆頭でしょう。
ファストファッションの強みは安さと、トレンドにあった服を企画から店頭までに出す速さですよね。
ユニクロはものすごい時間をかけて作られているようなんですが、たいていのファストファッションはこういった物だと考えていいともいます。
いいとこだらけのようにも思えますが、やっぱり欠点は安いことよる素材の悪さだったり作りの甘さだったりですよね。
もちろん安い割に素材が良いなんてこともありますが、値段相応が多いです。
ユニクロなんかはデザイナーズブランドが使っているような生地を普通に使っていたりして驚くんですが、H&Mなどは作りが雑だなと思う事はしばしばです。
素材面でもトレンドの面でも長く使いづらいのがファストファッションなんですよね。
「いい服を長く着るか、ファストファッションを1年おきに買い替えるか」に対する管理人Kの考え
さて、この記事の本題である「良い服を長く着るのがいいのか、ファストファッションを短いスパンで買い替えていくのがいいのか」の結論ですが・・・。
ベーシックな服はいい服を、トレンドライクな服はファストファッションを。
これを基準にして、ファストファッションじゃ作れないような良いこだわりのある服をデザイナーズで買ったり。
素材の割に安いと思えるようなファストファッションを買ったりしていくのがいいかと思います。
要は高い服も安い服も用途や自分の欲しい物を考えて買っていくのが確かだという事です。
いい服ばかり買う人やファストファッションばかりを買う人を否定はしませんが、色々な価格の服を買う事でまた違った服の見え方もあると思います。
「高い服はブランド料だ」「安い服は質が悪い」などの偏見にとらわれない服の選び方はカッコいいと思いますね。
終わりに
今回は以上になります。
いい服と言われると一言で片づけることができない難しい課題なのですが、自分なりにはまとめることができたかと思います。
服好きから言わせてもらいたいのは「欲しいと思った服は生活ができる範囲で買ったらいい」ということです。(笑)
最終的にそれかよ!って感じになっちゃいましたがここまで読んでもらってありがとうございます!
参考になれば幸いです!
それでは!