デザイナーズブランドなどではそろそろ秋冬がで始まる次期。実はユニクロでも少しずつですが秋冬物が登場してきています。今回は今登場している中で一番いい物であろうウールキャップについてです。
どうも!
古着屋店員兼ブロガーの「k(@k___blog)」です!
ユニクロの形はベーシックなウールキャップ
今回単品で紹介するのはこちら。
グレー・ダークグレー・ネイビー 各1,990円(+税)
ユニクロから出ている「ウールキャップ」です。
去年も似たような物が出ていたようですが、毎年ちょっとずつ変えてくるユニクロですからね。
今回新しく出たこのキャップは形こそ似たようなものですが、素材感が少し違った物になっています。
形は誰もが使いやすい深すぎず浅すぎずな物
まず形なのですが、ベースボールキャップ程深くなっておらずストリート感が出すぎない物になっています。
ニューエラなどのキャップだと深めで被るものが多く、程よく着崩したい時には少しやりすぎな物になってしまいます。
また、今のトレンドとしてもジェットキャップなどの浅めに被るものが人気となっているのでそういった意味でも深すぎない物のほうがいいんですよね。
そのあたりこのキャップはうまくクリアしているかなと思いました。
つばは大きすぎず、そして少し丸みを帯びた物になっているので、ストリートの印象がここでも少なくなります。
ほんとにベストサイズなつばの長さだと思います。
まさかのカシミア混!?
では続いて素材。
公式で書かれている素材は
表地: ウール90% 、カシミア10%
裏地: 綿100%
革部分: 牛革
となっています。
なんと10%ですがカシミア混の素材となっているんですね。
前回の物は調べてみると、ウール70%、ナイロン30%となっていました。
ナイロンなどの化学繊維を混合させる理由としてはウールだけだと光沢感がないので、高級感を持たせるための混合だったり、汗をかいたときに乾燥しやすくするためだったりします。
どちらも必要な事ですが、これからの秋冬になって使う過程では光沢感さえあってくれたらいいところかなと思いますよね。
そんな前回の物とは全く違う。完全秋冬用として今回出してきたのがこのウールキャップなのでしょう。
カシミアが混合されていることによって本物の光沢感と共に艶感まで補われているので、安っぽさが微塵もありません。
素材感はアップしても分かる通り、光沢のある質感になっています。
全体的に何の柄も入っていないのでベーシックだけど素材感のいい物になっているんですね。
その他のディテール(デザインや形)
内側もそれなりに凝った仕様になっていて、チェックがらの綿100%素材を張り付けた物になっています。
とうとうユニクロは見えない部分にもこだわりだしたか。ってな感じです。
そうはいっても帽子って服に比べたら着脱の頻度が高いのでこういった所が目につく部分でもあるんですよね。
そこにこだわりを持てるのは、まずまず値段のするブランド物だけだったりするので、ファストファッションでこれができるのはものすごいことです。
サイズ調整のバックルベルトもまさかの牛革を使用。
せっかくカシミアを使っているので、細かいところに手を抜かないように考えられているのでしょう。
多少気になったのはバックル部分。
少しだけチープな雰囲気もありますが、黒で抑えているので許せる範囲内ではあります。
しかしながら、他の色、グレーのバックル部分を見てみると、グレーの方が真鍮のような高級感ある素材が使われていました。
色を考えての素材使いだと思われますが、少し差が出ている印象でしたね。
全体をダークトーンで統一することに優先順位を置いたのかと思いますが、ちょっぴり残念でした。
かといって、グレーは色味に統一性がなかったので選ばなかったんですけどね。
ベルトはブラウンで、バックルは真鍮っぽい色って感じでした。(ネイビーは確認不足です。)
上品な着こなしに使えるキャップ
というワケで色々と説明してきたわけですが、このキャップは上品な着こなしにこそ使えるアイテムかと思います。
ウールのスラックスなどのキレイ目で上品なアイテムとの相性もいいですし、変にストリートっぽくなりすぎないのも良いポイントですよね。
個人的に一番好みだったのがこのレディースの着こなし。
男女兼用で使えるアイテムなので公式のフォトブックでも使われていました。
ゆったりとしたテロンとしたアイテムが多めの着こなしで、どこかレトロを感じる色使いもありますね。
実際今年のレディースのトレンドとして「レトロ」があげられているので、ユニクロの上手くトレンドを拾うスタンスはすごい上手いと感じます。
この着こなしはメンズでも真似できそうなタックインコーデなのでぜひ参考にしてみては?
終わりに
以上ユニクロの「ウールキャップ」についてでした。
最近のユニクロはこういった小物にまでかなりのこだわりを見せているので、安くていい物が欲しい消費者側にしてみれば他のブランドがいらなるくらいだと思います。
マジでこれを他ブランドで買うなら5000円近くはしますからね。
3000円とかでは絶対に買えないクオリティーです。
それが1900円(+税)だというんだから他ブランドが可愛そうになってきますよ…。(僕は他ブランドも応援してますよ!!!)
ってことで以上になりますが、どんどん秋冬物の紹介も増やしていきますね。
それではキャップ選びの参考になれば幸です!
ではまた!