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ファッションアイテムを選ぶ基準とは?質・素材・シルエット・機能性?

2017年2月26日

皆さんはファッションアイテムを選ぶ時、どういった基準で選んでいるでしょうか。

服選びのこだわりや、好みなど様々にあることでしょう。

今回は服のどういったところを見て、良し悪しを判断しているのかについて共有していきたいと思います。

どうも!

古着屋店員兼ブロガーの「k(@k___blog)」です!

ファッションを楽しく、分かりやすく、トレンドフルにお伝えしています!!

基準をきちんと持っているか

さて、今回は僕自身の服を選ぶ基準についてお話しようと思うのですが、自分の中の明確な基準と言うのは正直存在していません。

基準をお伝えすると言っておきながら、こんなことを言ってしまい申し訳ないのですが、その時々によって選び方も多少の違いがあります。

ですが、ですが、その中からある程度基準となっている物はあります。

・・・と、その前に自分の基準をお伝えするには一つ大事なことを言っておかなければなりません。

それは基準を語るうえでは比較対象をきちんと持っていなけらばならないという事です。

シャトーブリアンしか食べたことがない人が、シャトーブリアンも、もも肉も食べたことがある人に比べて圧倒的に美味しさの基準が分からないはずです。(例え悪いかな?)

基準とは一定の経験からもたらされるバロメーターでもあるわけなんですね。

ですからして、服をたくさん見てきた人ほどこの基準値が正確な物になってきます。

選ぶべき基準はたくさんの服を見て、着て、ワードロープに組み込んでいく必要あるという事なんですね!

アイテムの3要素について

ではでは、服の基準についての話に戻ろうと思うのですが、またまた前置きが必要になります。

これも解説しないことには基準を解説できないので・・・。

続いての前置きは「アイテムの3要素」と言うものです。

この3要素を理解することで服という物を、どういった視点で見ればよいのかが理解できるかと思います。

最初服ってどこを見たらいいのか分からないじゃないですか?

その見るべき部分と言うのが「アイテムの3要素」なんですね!

ただの服として理解するのではなく、服の細かいところまで見ることで理解が進むんです!

その3要素がコチラ。

・デザイン

・素材

・シルエット

この3要素を理解するために、

まず、簡単にTシャツを例に考えてみようと思います。

ではTシャツの3つの要素を見ていきますね。

デザイン

Tシャツのデザインはまずネックの種類・アームホールの太さ・袖の太さ・丈・胸ポケットの有無・柄やロゴなど一番デザイン的要素が少ないと思われるTシャツですらこんなにあります。

もちろんこれは代表的な物だけ。

もっと細かく言えばネックの開き具合や生地の縫い方等数えきれないほどあります。

正直自分としても上で言ったデザインの差異しか理解できません。

比べる対象となる物があれば確認することはできますが、比べる対象を頭の中に保存しただけの状態ではこれが限界です。

服に詳しくなればなるほど、頭の中の服に関する知識が蓄積され今見ている服と比べることができるようになるんです。

さて、いま語らせてもらったのはデザインの基準を見定めるうえでの、まさに氷山の一角です。

まだ2つの基準が残っていますが、お付き合いください。

素材

Tシャツの素材はほとんどの場合コットン素材(綿)でできています。

ですが、それだけで良し悪しを判別することは不可能で、糸の種類・編み方・オンス(生地厚)で風合いが全く変わってくるんですね。

Tシャツ以外にも使われる、その他の素材でも、なじみ深い物は毛(ウール)・レザー・ナイロン・ポリエステルなどがあげられるでしょうか。

これだけの区別なら理解しやすいのですが、このひとつひとつに、またたくさんの種類があるんです。

毛で例えるなら何の動物の毛なのかによって出来上がる生地は全く違います。

普通のウールとカシミアウールの肌触りを比べたら雲泥の差です。

もちろんカシミアウールが良しとされていますが、その理由が温かさと艶感。

同じ量のウールを使っているのにカシミアの方が断然温かいんです。

そして、生地としての艶感・光沢感もあり高級感が出るんです。

しかし、カシミアを使っているからといっていいことばかりではありません。

カシミアの特徴として、丁寧に扱わないとすぐに傷んでしまい、虫に食われる可能性もあります。

そしてなんといっても値段が全然違う!

ですので、カシミアを選べば正解!

という訳ではないのがファッションの難しさだとも思います。

もちろん生地の種類は上記で挙げた物だけでなく、他にも多種多様な繊維が存在しています。

それらの編み方、合成、染色と何万もの種類が存在してしまっているんです。

ですので、生地の種類をすべて覚えるのは不可能です。

上記の種類だけ覚えておくとある程度の認識力は得られるでしょう。

シルエット

さて、次に一番厄介な要素「シルエット」

なぜ厄介なのかと言うと、違いを判別するのが本当に難しい。

また、自分が着てみることで初めてわかるものでもあります。

もちろんTシャツと言う簡易的な服でもシルエットは千差万別です。

程よくフィットする物を基準として持っておくといいのですが、それも人によって異なるので難しいところ。

自分にフィットするTシャツを見つけておくのが、一番の比較対象を得る方法だと思います!

僕はお店で服を試着させてもらう時、いつもサイズ違いの物を2着~3着ほど試させてもらっています。

と言うのもサイズ感はもちろんですが、シルエットの綺麗さもサイズ違いで全く変わった物になってくるからなんですね。

見た目には同じ服でも、1サイズ違うだけで全く違った服になるんです。

本当に数センチの違いかもしれませんが、比べてみると全く違うという事が理解できるようになるんです。

シルエットを大きく分けると、タイト・ルーズ・ジャストがあります。

その中でどれが正解と言うのはありません。

自分がその服をどのように着こなしたいのか、また自分に似合うのはどういったサイズ感なのかを理解することで、シルエットを考えた服選びができるようになるんですね。

僕もその日その日で好きなディテールや素材やシルエットなどは変わってきます。

現在のトレンドではルーズシルエットが取り上げられるかと思いますが、もちろんルーズシルエットでなければならないという事はありせん。

着こなしを考えて選ぶことが必要だと思います。

もちろんシルエットのメリハリは大事ですし、トップスはタイトでボトムスはルーズなんて着こなしもAラインシルエットと言う体を綺麗に見せるられる全体のシルエットが作れるので、もちろんアリです。

本当に着こなし次第という事です!

アイテムの機能性

ここまで服の3要素について見てきましたが、ファッションアイテムを選ぶ基準としてはもう一つあります。

それが機能性です。

コレは服と言うよりも服以外のファッションアイテムで選ぶ基準となることが多いです。

リュック・スニーカー・財布などがこれに当たります。

これらは見た目もさることながら使っていて使いやすいのかどうかといった機能的要素も基準になります。

服を選ぶ基準よりも明確に「使いやすいかどうか」という基準があるので分かりやすいかと思います。

最近ではユーティリティーデザインと言って機能面までも担保しようという服もありますが、優先順位は他の3要素に比べてまだまだ下だと思ってもらって大丈夫です。

服選びの考え方

ではやっと服選びの基準について見ていきましょう。

ここからは服だけでのことを考えるのではなく、その他の要因も考えながら自分の服選びの優先順位というものを同時に考えてもらいたいです。

  1. 服の3要素を見る。
  2. 機能性を知る。
  3. そのアイテムを使ってどういった着こなしがしたいのか・自分のワードロープに必要なのか。
  4. 他の物と比較した価格。

この4つを考えることが服を選ぶ基準になってくるでしょう。

「服の3要素」と「着こなし」「機能性」は上でも述べましたが、「ワードロープ」についてもう少し説明すると、自分の持っている服を考えて本当に今見ている服が必要かどうか考えるという事です。

もちろん金銭的に余裕があり、どうしても欲しいなら買うべきでしょう。

しかしながら、似たようなデザインの物ならある程度考える必要があると思います。

買えるアイテムが多くはないというなら、もっと幅のある着こなしができる、ワードロープにないアイテムを買い足すのが賢い選択であるはずです。

誰もが簡単に基準をもてる服の見るべき部分

さて、ここまでである程度服を選ぶ基準がどういった物なのか分かってもらえたと思います。

ですが、基準と言うのは長い時間をかけて出来上がるものなので、一朝一夕では難しいですよね。

そこで、「誰もが簡単に基準を持てる服の見方」があります!

その基準は

「艶感」

「ハリ感」

「生地厚」

です!

この3がなぜ分かりやすい基準になるのかと言うと、安いアイテムでは演出しにくい物だからです。

逆にこの3つがない物は安っぽい印象が先行してしまう理由にもなります。

もちろん絶対的な解ではありません。

生地が薄くてもいい物はありますし、艶がなくても良い生地はあります。

また、着こなしによって選択は変わってきます。

タイトなアウターのインナーが欲しいなら生地の厚さよりも薄くても艶感のあるハイゲージの物を選ぶべきです。

体にフィットするスキニーデニムなら生地厚がありすぎるとフィットしないでしょう。

そういった観点からも基準が変わってきてしまう事があるんですね。

ですが、服選びに自信がない、どんなものを選べばいいのか分からない、という場合はこの3点に着目することで、少しですが選ぶべき基準と言うのが見えてくるんじゃないかと思います。

まとめ

まとめると。

・基準は比較対象を増やすことで出来上がっていく。

・服の3要素を理解して服を比較する。

・バックなどは機能性も比較する。

・簡単な基準は「艶」「ハリ」「生地厚」を見る。

・自分のワードロープ・お財布と相談して最終的な決定をする。

ということです。

服が好きになるにつれて、自分の中の服を見るべき重要なポイントっていうのは増えていきます。

そうやってオシャレになっていくんだろうなとも思っています。

服に対する価値観や見え方は人それぞれで、選択も人それぞれだとは思います。

人の価値観を否定する気は毛頭ありません。

ですが、自分の中の基準と言うものを一つでも持っておくと、これからの服選びが楽にもなるし楽しくもなっていくと思います。

素材オタクになれとは言いませんが、自分の好きな素材はディテールなどは覚えておくと今後服を選ぶときに役に立つと思いますよ!

以上参考になれば幸いです!

それでは!

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ブログ歴7年。 古着屋勤務歴5年。 デザイナーズからビンテージまで幅広く色々な服が好きなので、このブログでも幅広いテーマで発信中です!

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