大学生のファッションってみんな同じじゃん!
そう思われがちな量産型ファッション。
量産型はダメなのか、ダサいのか・・・。
そんな「量産型メンズファッション」について考察していきたいと思います。
どうも!
古着屋店員兼ブロガーの「k(@k___blog)」です!
今回は学生なら一度は悩むであろう「量産型ファッション」について考えていきたいと思います!
量産型ファッションとは
まず量産型ファッションというのは、どこにでも見かけるような同じような格好のファッションの事を指します。
そして、時代と共にその量産型は移り変わっていくんですね。
一昔前の量産型はこんな感じでした。
ブルーのデニムシャツにダボッとしたチノパン。
その頃の大学生の間ではよく見かけた着こなしで、ダサいファッションの象徴だったのではないでしょうか。
そして現在の量産型はこんな感じ。
チェスターコートにハイネックとスキニー、そして小物に、ニット帽とリュックを合わせた着こなしです。
現在の大学生の見本とも言えるような着こなしで、見方によったらダサくは見えない着こなしかとも思えます。
しかしながら、現在ではこれが量産型ファッションと揶揄される着こなしにもなっているんですね。
最近の夏バージョンの量産型ファッションはオープンカラーシャツにスキニーを合わせた着こなし。
普通にダサくはないのですが、学生にとても多いですよね。
ユニクロやセレクトオリジナルで似たようなデザインのオープンカラーシャツが多いのでこうなるのでしょう。
女子ウケなども別に悪くないので、量産型が嫌ではない人はまだ気にする必要はないと思います。
なぜ量産型ファッションは生まれるのか
量産型が生まれる背景には時代の流れ(トレンドの移り変わり)があり、ファッションのトレンドの流れというのはオシャレな人を真似するという循環から起こります。
自分よりオシャレだと思っている人を真似することで、どんどんトレンドは広く浸透していくんですね。
その浸透する過程で、大きなトレンドにはならず消えていくものもあれば、現在のスキニーデニムの様に大衆から認められて定番にまでなっていくものもあるんです。
上で挙げた量産型ファッションというのはそのトレンドが浸透していく過程で、かなり広い範囲まで広がり、誰もが一度は通ったファッションになっていったものなんです。
現代における定番を少し過ぎたファッションとも言えるでしょう。
しかし、トレンドが過ぎた物が全部ダサいとは言いません。
正直2つ目にあげたチェスターコートの着こなしは、僕自身今でもやってます。(小物使いなどで少し印象を変えますが)
ファッションを少し意識した大学生って、このようなトレンドを少し過ぎた物を好む傾向があって、それが至高だと感じるようになっているのでしょう。
だからこそみんな同じ格好をしてしまい「量産型」と言われることになってしまうんです。
量産型ファッションは悪なのか
「量産型ファッションは悪なのか?」
と聞かれると、必ずしもそうではないと思っています。
正直いつの時代でも量産型ファッションなるものは存在していて、時代によってその呼び名が変わっているだけだと思います。
昔の方が現代よりも服の種類は少なくジャンルも少いので、被っていた人は多かったのではないでしょうか。
その時代を生きていないので、何とも言えないところはありますが。
増えすぎた現代だからこそ、何を着ればいいのか分からない。
そんな服の知識がない人が頼ってしまう広告塔的なファッション。
それが量産型ファッションなのではないでしょうか。
量産型ファッションはダサいのか
ダサいの象徴として扱われる「量産型ファッション」ですが、現在の量産型はそれほどダサくないと感じます。
バランスのとれた着こなしで、これでデートに行ってダサいと言われるなら、その女の子はよっぽどのオシャレさんなんだと思います。
しかし、同じようなファッションの人を大学構内で何人も見かけたら、なんだかダサいように感じてしまいます。
人と同じ=ダサいでは決してないのですが、やはりそのままこの着こなしではどこにでもいる量産型大学生と言われても仕方がないのかもしれません。
しかしながら、このひとつ前の世代の量産型ファッションはダサいと言わざるを得ません。
ダサさを象徴する着こなしで、このアイテムを使ってオシャレするのが難しいくらいです。
この着こなしがダサいというイメージが世間についてしまっている部分もあるんですが、そんなオシャレをしにくい着こなしをする必要はありません。
オシャレは正義だと言っているのではないですが、簡単にオシャレになれる方法がある中でこの着こなしを選ぶことはないと思います。
量産型ファッションを改善してオシャレファッションに
上でも言った現代の量産型ファッションはダサくはないので、改良の余地があります!
その改良方法をいくつかお伝えしますね!!
ストール・マフラーを巻く
ストールやマフラーを巻いたらり、垂らしたりするだけで全体の印象が全く違うものになります。
黒やネイビーなどの柄のないチェスターコートには明るめの柄あり大判ストールなどがおすすめですよ!
ジョンストンズの大判ストールなどは結構な値段がしますが、重宝するアイテムです。
チェスターコートではないロングコートを使う
量産型ファッションの特徴としてウール素材のチェスターコートがあげられるので、違う種類のコートなんかは雰囲気の違うファッションができるかと。
トレンチコートやM-51(モッズコート)などもチェスターコートと同じように使えるので良いと思いますよ!
インナーを柄物にする
どうしてもチェスターコートが着たいなら、インナーに柄物を入れてみてはどうでしょうか。
同じような着こなしだから量産型と揶揄されるんです。
そこに違いがあれば、量産型ではなく個性があるファッションになります。
アウターで柄物は取り入れにくい節がありますが、インナーなら面積も抑えられるので、派手な柄にも挑戦できるでしょう。
ビビッドカラーのアイテムを使っても派手すぎないのでカジュアルすぎない着こなしができますよ!!
ボトムスをワイドパンツにして上下ルーズなシルエットを作る
上下ルーズなトレンドファッションにしてあげれば、簡単に脱量産型ができます。
量産型ファッションの背景にはノームコアファッション(究極の普通な服)が関係しています。
そんなノームコアっぽさもなくしてあげるといいでしょう。
バッグはトレンド物を使う
このアウターはライダースジャケットですが、チェスターコートの場合でもそのまま馴染みます。
バッグなどはトレンドが移り変わりやすく、また手も出しやすい価格帯の物も多いはず。
一般層にまで降りてきていない、トレンドライクなバッグを使う事で、量産型とは思わせない着こなしが可能でしょう。
2017年の場合はサコッシュなどをアウターの中に入れる着こなしが流行中なので、秋冬に使えそうですよね。
まだまだ好感度ショップやオシャレさんしかしていないコーデ。
サコッシュ自体そこまで値段のしない物なので試してみてはどうでしょうか。
終わりに
以上量産型ファッションについてでした。
ここまで書いてないんですが、現代と少し前の量産型ファッションには少し大きな違いがあると改めて感じました。
現代の量産型ファッションはオシャレになろうとして行き着いたもの。
過去の量産型ファッションは服に興味がない人が、周りと同じ無難だと思うものに手を出した結果だと思います。
両者の量産型ファッションは同じ言葉でくくられるけど、全く違う物なんだということです!
これで締めくくりとさせてもらいます。
参考になれば幸いです!!
それでは!!