ユニクロ×INES DE LA FRESSANGE(イネス・ド・ラ・フレサンジュ)とのコラボがメンズラインでも登場しました。
レディースでは人気のコラボ。果たしてメンズラインはどうなのか!?
今回は試着してきた感想をお伝えしたいと思います。
どうも!
古着屋店員兼ブロガーの「k(@k___blog)」です!
INES DE LA FRESSANGE(イネス・ド・ラ・フレサンジュ)はこんな人
今回メンズラインを発表した「ユニクロ×イネス」
レディースの方では知っている方も多いかもしれませんが、メンズでは名前を知らない方も少なくないでしょう。
INES DE LA FRESSANGE(イネス・ド・ラ・フレサンジュ)氏はファッションモデルでファッションデザイナー。
今現在の活動の大半はサロンの経営やコンサルタントがメインのようです。
カール・ラガーフェルドの象徴的なモデルとしても活躍していた彼女ですから、現在もとてもおきれいですよね。
そんな彼女とユニクロのコラボライン。
大人の女性を連想させる上品さがありながら、きちんとユニクロらしく誰もが落とし込めるカジュアルファッションといった感じで、メンズながらに使い勝手が良さそうなコラボだなぁと思っていました。
ってことで、今回のメンズのコラボラインはどういった物になるのかワクワクしていたんです。
発売当日に新宿ビックロにて試着してきたのでその感想をお伝えしたいと思います!
結局メンズはどんな感じ?
小一時間ほど店舗で確認してきたのですが、感想としてはレディース同様大人っぽいアイテムが多いという感じでした。
トップスはシャツやジャケットが中心で、ボトムスはスラックス。
ダメだとは全く思わないのですが、このコラボラインだけで揃えてしまうとビジネスカジュアルに近くなってしまうでしょう。
普段着としては、いささかキメ過ぎで、使い勝手を考えると良いとは言えませんね。
その代わり、今年のトレンドはスポーティーなアイテムとドレスな要素を持ったフォーマルなアイテムとをミックスさせる着こなしが主流です。
今年からユニクロの通常ラインはスポーツアイテムに力を入れているので、この辺りと合わせて着られるように作られているのかもしれません。
また、価格も安くはないので、ユニクロだと思って見ていると高いと感じてしまうでしょう。
ジャケットはほとんどが1万円。
コートになると1万3千円ほどと、セレクトショップオリジナルに並ぶ価格帯です。
素材はウールを中心としたアイテム展開で、厚みのある生地が多いですね。
それが悪いとは言いませんが、野暮ったいシルエットになってしまうポイントでもあります。
ユニクロがそれをやってしまい、ただ野暮ったいアイテムになることは多いのでそこが注意点だと感じました。
結局言えることは、野暮ったいビジネスカジュアルの様なアイテムが少なくない事。
そしてカジュアルファッションとしてはこのラインのみでの構成は厳しいという事です。
では、これを考慮したうえで、カジュアルな着こなしに使えそうな物。
20代前半が使ってもオジサン臭くならない物をいくつかお伝えします。
気になった物
ウールブレンドシャツジャケット+E ¥9,990(+税)
クラシカルな千鳥格子柄のジャケット。
ウールとナイロンの混合素材ですが、厚みが程よく、他のウールジャケットと比べると着こなし易さはあるでしょう。
ポケットも外付けポケットで少しカジュアルになっていますし、ジャストサイズで着ればシルエットも綺麗に出ます。
スラックスなどと合わせてしまえばビジネスカジュアルになりますが、かなり細めのスキニーと合わせてやれば今季トレンドのクラシカルなコーディネートとなるでしょう。
このアイテムがセレクトショップなら2倍近い値段がするのではないでしょうか。
フランネルシャツ(長袖)+E ¥2,990(+税)
起毛感のあるフランネル生地を用いたシャツ、いわゆるネルシャツですね。
ユニクロでもよく見かけるアイテムなのですが、このオレンジはどこにを見てもあまり見かけないカラー。
ネルシャツと言えば保温性があり、秋冬のシャツといったイメージがあるので色味もダークトーンになりがちです。
今年の秋冬ももちろん恒例のダークトーン主体となるでしょうが、トレンドとしてその中にビビットなカラーを挿す着こなしがあります。
また、ブラウンのアイテムが多い印象もあり、ブラウンとオレンジは同系色というのもあげられます。
そういった意味で今年の秋冬では大活躍してくれそうな差し色アイテムだと言えるでしょう!
ダメだと思った物
ウールブレンドチェスターコート+E ¥12,900(+税)
ウール素材のチェスターコートでかなり肉厚な仕様。
シルエットもまずまずの野暮ったさで、着てみると、あれ?ってなります。
これを買うんだったら、他の物でいいでしょう。
実はユニクロの通常ラインにはとっても良いチェスターコートがあるんです。
ウールカシミヤチェスターコート ¥14,900(+税)
こちらですね。
ウール90%、カシミア10%の光沢感ある素材で、適度な薄さがありシルエットも申し分ありません。
これ手に取ってもらったら分かるのですが、カシミアを使う事で高級感ある生地になっていて、ファストファッションではありえない出来栄えになっているんですよ。
今年はもうすでに定番と言えるようなアイテムに仕上がってきているので、上のコラボのチェスターコートを買うんだったら、もう少しだけお金を出してこちらを買う事を勧めます。
僕はこのコートを持ってはいないのですが、その理由は下のチェスターコートを持っているから。
アタッチメント / カシミヤ混平二重メルトンチェスターコート ¥65,880 (税込)
僕の好きなブランドのひとつでもあるアタッチメントのチェスターコート。
シンプルな見た目ですが、キレイないシルエットとカシミア混の上品な質感は実際に羽織ってみると理解できるでしょう。
このチェスターコートを所有しているため似たようなユニクロのチェスターコートを買ってはいないのですが、このコートを着てユニクロに行き、比べたことがあります。
シルエットではアタッチメントに軍配が挙がるのですが、素材面では値段ほどの開きはありません。
どちらも光沢があり、高級感を感じます。
この2つを事前知識なしでブランド名を隠して比べてしまったら、同価格帯だと思ってしまう事でしょう。
それだけユニクロの通常ラインのチェスターコートはかなりの当たりアイテムだという事です。
ですので、イネスコラボのチェスターコートを買う必要は全くありませんね。
結局何とも言えない物が多かった
以上自分の気になった物とダメだと思った物でした。
正直な所、絶対に欲しいと思った物はなく、魅力をそこまで感じませんでしたね。
狙っているターゲット層が違うのかもしれませんが、もう少し若者にも取り入れやすい物が良かったです。
具体的に言えば、クラシカルなアイテムは取り入れにくいですが、オーバーサイズにすることで今年らしく着ることは可能です。
しかしながら、これらのアイテムをオーバーサイズで着ようとするとどうしても肩が落ちず、ドロップショルダーとして着ることができませんでした。
そうなると、ただサイズ違いを着ている印象にしかなりませんから。
大き目に着てもそれなりに見えるものだと、若者も取り入れやすかったでしょう。
また、パンツにしても太くもなく細くもなく、上から下にかけてメリハリが少ないシルエットで全く面白みがない…。
ダメとは言えないですが、良いとも言えない中途半端な物ばかりでした。
ってことで、酷評みたいになってしまったのですが、個人的な意見と思って見ていただければと思います。
ただのブロガーのボヤキだと思ってください。(笑)
今回レディースを見るのを忘れてしまったのですが、ネットでコレクションを見ているとやっぱりいいですよね。
年上の女性にはこのラインのユニクロを着てほしいなぁって思っちゃいます。
では、以上になりますが、ユニクロ×イネスを見るときの参考になれば幸いです!
それではまた。