5月27日より販売されたユニクロの次なるコラボ。
エンジニアドガーメンツとのアイテムを店頭で見てきたのでレビューをしていきます。
どうも!
古着屋店員兼ブロガーの「k(@k___blog)」です!
アレキサンダーワンに続く、またしてもビッグネームのコラボでしたね!
まず、ENGINEERED GARMENTS(エンジニアドガーメンツ)をあまり知らないという方にこのブランドの特徴をいくつか説明しようと思います。
通称ガーメンツと呼ばれるこのブランド。
基本的にアメリカンカジュアルに分類されることが多いです。
NEPENTHES(ネペンテス)というセレクトショップの中で始まったオリジナルブランドというのが最初ですが、今ではネペンテスよりブランドネームの方が知名度があるのではないでしょうか?
ちなみにネペンテスには"NEEDLES(ニードルス)"や"South2 West8(サウスツーウエストエイト)"といった人気のブランドが名を連ねています。
その中でもエンジニアドガーメンツは古き良きアメリカの服をデザインソースにアメリカ、ニューヨークで企画・生産されているのが特徴です。
デザイナーは日本人の方なので逆輸入的なブランドですかね。
コレクションもニューヨークで発表していますし。
さて、そんなガーメンツが定番で出しているのがベットフォードジャケットとアンドーバージャケット、そしてミリタリーをデザインソースに作られたファティーグパンツなどです。
アメリカントラッドを感じさせる2つのジャケットと、トラッドにぴったりはまるワイド目のミリタリーパンツはどれもアメカジ好きにはたまらないアイテム。
また、19THボタンダウンシャツと言われる、19世紀のシャツをデザインソースに作られたシャツも程よく緩くカッチリしすぎないバランスが素敵ですね!
こういったちょっとオジサン臭さも感じるけど、ジャケットでかっちり感を合わせたスタイリングがガーメンツの特徴と言えるでしょう。
以外に柄物も多かったりしますが、カーキ系が一番魅力を感じられるように思います。
では本題。
このユニクロとのコラボ、
果たしてそんなガーメンツの良さを感じ取ることができるのかと言えば、正直な答えはNOです。
あまりにも盛大にこれはダメだ!って言うほどでもないのですが、正直言って買わなくていいコラボだと感じました。
今回販売されたのはポロシャツ全4型。
こちらですね。
これらのアイテム、個人的に引っかかったところはなぜポロシャツなのか?という点です。
本家ガーメンツでもポロシャツのアイテムは出ているのですが、僕自身ガーメンツのポロシャツがめちゃくちゃ良いよ!ってオススメすることはないです。
ガーメンツが好きって方には夏場の半袖としていい物なのかもしれませんが、別にガーメンツが好きでもない限り特にオススメする理由がありません。
ですので、そのポロシャツの雰囲気を取り入れたユニクロのポロシャツを押すこともない。
ということですね。
もちろん、ポロシャツはこれからの時期にも役立ちますし、トレンドのひとつにもあがるかと思います。
ですが、ポロシャツで流行っているのはオーバーサイズの物。
20代前半の男女で古着などを大きめに着るのが流行ってはいますが、大人の男性がジャストサイズぎみに着るのはトレンドとは別物です。
正直30代くらいの方が無理して着こなすと”おっちゃん”っぽさが増すだけなのでやめておきましょう。
オシャレな方がバランスをとって着るのはもちろんいいんですけどね。
個人的にはこのコラボ、ゆったりサイズのオックスフォードボタンダウンシャツを作って欲しかった。
それかパンツですね。
ユニクロUではサラッとしたブロードシャツが展開されていて、コラボに寄り添いつつユニクロの良さであるコスパの効いたいい物だと思っていました。
ガーメンツの良さってやっぱりアメリカントラッドです。
そんなアメカジらしいがっしりとしたオックスフォード生地で通常ラインにはないフワッとした身幅の大きなシャツを作って欲しかったです。
そこにヴィンテージのディテールなどをちょろっと入れてくれて、価格を4000円以下にしてくれたら絶対買ったのになぁ。
と、ない物の事を言っても仕方ないですけどね。
とは言っても、今回のアイテムの中にももちろんガーメンツを感じられる物もありました。
それがカーキのアイテム。
こちら片方の袖の色が切り替えになっているアイテムなどです。
派手すぎず、地味すぎずで大人の男性にちょうどいいデザイン。2000円なら安いと感じます。
でも、本家のガーメンツのポロシャツも中古市場だ2000円からあるので、そっちを買ってもいいのではないかと個人的には思いますけどね。
逆に10代後半から20代の方にはこちらのオーバーサイズポロシャツがおすすめ。
オーバーサイズとありますが、そこまで大きいわけでもないので、サイズアップ気味で購入するとよいでしょう。
でも、色が地味な物が多いので、強くオススメはしません。
10代・20代の方がポロシャツに挑戦されるなら、古着屋で90年代くらいのラルフローレンやトミーヒルフィガーを購入するほうが良いでしょう。
その方が色々選べて気にった物、尚且つ他の人と被らない物を着ることができるはずです。
ということで、今回のUNIQLO×ENGINEERED GARMENTSを見て、思ったことを素直に書かせていただきました。
これからも続くコラボなのかは分かりませんが、ぜひガーメンツの良さを感じられるシャツやパンツ、ジャケットを出していただきたいですね!
それでは以上になりますが、今回のコラボを購入するときの参考にしていただければ幸いです。
ではまた。