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無印良品とGUのボタンダウンオックスフォードシャツを徹底比較

2017年7月5日

GUと無印良品、2つから出ているボタンダウオックスフォードシャツですが、そこにはどんな違いがあり、どちらが優れた物なのか。

今日は細かいディテールまで掘り下げてこの2つを徹底的に比較していきます。

どうも!

古着屋店員兼ブロガーの「k(@k___blog)」です!

比較する物

今回比較する物はこちらの2つ。

 

無印良品 / オーガニックコットンオックスフォードボタンダウンシャツ(1年~2年ほど前に購入) (税込み2980円)

https://www.muji.net/store/cmdty/detail/4945247105919

いつ頃の購入か詳しい日付は覚えていませんが、確か1年以上前だったと記憶しています。

無印良品の中でも人気があり、定番として毎年出ている物ですね。

なんやかんやと使っているアイテムですが、オックスフォード生地は長く使っても表情が変わりにくいのが良いいい所。

かれこれ20回以上は着たんじゃないかな。

 

GU / オックスフォードシャツ(数か月前に購入) 1490円(+税)

http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/281412

GUのオックスフォードシャツが良いと聞いて、数か月前に購入したのがこちら。

まだ数回しか着ていませんが、洗いは1回ほどしました。

ということで、今回はこの2つのディテールを比べていきたいと思います。

無印良品とGU比較というわけですが、このどちらもファストファッションに分類されるアイテム。

それだけにいったいどういった違いがあるのか気になったので、事細かく見ていってやろうじゃないかと思った次第です。

それでは、一つ一つのディテールを丁寧に見ていこうと思います。

 

(左のブルーが無印良品の物、右のグレーがGUの物です。)

サイズは無印良品をSサイズ、GUをMサイズで購入しています。

採寸は無印良品が(着丈:72・肩幅 :42・袖丈61.5)

GUが(着丈:73・肩幅:44・袖丈:62)

※公式サイト調べ

と言った感じで、サイズ感はSとMで揃えた方が近い物になっています。

 

価格はGUの圧勝

まずは気になる価格ですが、無印良品は税込み2990円、GUは税抜き1490円と圧倒的にGUの方がやすいですね。

倍の価格の違いがあります。

 

倍離れているという事は、無印良品が一枚しか買えないのに対してGUは二枚買えちゃうということですから。

 

それだけの価値が求められます。

GUの安さが異常とも思えますが、無印良品のシャツも定番として確かな人気がある物です。

値段どおりに差が出るのかが見ものです。

 

生地感はマジ一緒

さて、まずは生地感なんですが、やばいくらい一緒です。

同色の物は用意できなかったのですが、近くで見ると同じ生地使っているんじゃないかと思うほど。

はりのある固すぎずや柔らかすぎずな生地で、本当にどちらも同じ感じ。

キメの細かさまで似てます。

 

まずは両者ドローで。

 

ボタンはGUの方が良い?

どちらも貝ボタンに似せて作られたプラスチック製の物。

光沢感がありそこまで安っぽさはありません。

同じにも見えますが、横から見ると少しだけ違いが分かります。

無印の方は真っ白ですが、GUの方は少し茶色がかっているのが分かるでしょう。

 

これ、どっちが高級感のある貝ボタンに近く見えるかというと、少し茶色がかっている方が良い物に見えるんです。

 

写真じゃその辺り分かりにくいですが、本来貝ボタンというのは真っ白ではありません。

ですので、真っ白よりもこういった少し色を付けてあげた方が良く見えるんですね。

真っ白だと逆にプラスチックっぽさが出てしまい安っぽくなってしまいがちです。

ボタンは小さい部分ですが、侮ってはならないほど服の印象を大きく買える部分です。

このボタンの違いこそ本当にわずかですが、多少の違いはやはり感じられますね!

 

GUのちょい勝ちって感じでしょう。

 

GUは縫製で雑な部分がある

服の良し悪しを見るうえで、縫製を見なければならないという意見もありますが、今のご時世ファストファッションでもそれなりの縫製をしてくれています。

服を買う段階で縫製の良し悪しをそこまで考える必要はないと思いますよ。

今回は徹底的に比較してやろうと思ったので、かなり細部まで確認してはいますが。

ってことで、縫製なんですが、GUの方には少し粗さが見えましたね。

 

カフス部分(腕を覆っているところ)の糸が少しほつれていました。

こういった所が何か所か見られたのですが、無印良品にはそういった箇所はひとつもなし。

無印良品の方が長い間使っていたので、経年での劣化でないことも確かです。

僕はあまりにひどい物でなければそこまで気にはしませんし、このGUの物も許せる範囲内でした。

 

カフス部分以外の所を見ても無印良品の方が丁寧に製法しているのが分かります。

 

ってことで、縫製は無印良品の勝利ですね。

 

ほとんどのディテールが一緒

かなり隅々まで見比べましたが、どちらも本当に似ています。

ボタンダウンの襟はもちろん一緒です。

無印の方が少しよれていますが、経年変化によるものでしょう。

 

後ろもほぼ一緒。

背中中央に入れるボックスプリーツ(動きやすくするためのディテール)も一緒ですね。

 

前後の裾丈の差が無印良品の方が少しだけありますね。

まぁそこまで特出するほどの違いではありませんが。

 

ポケットのデザインこそ少しの違いがありますが、印象にもそこまで影響を及ぼすものではありませんね。

 

着丈の違い

着こなしの違いに大きくかかわってくるのが、着丈。

公式サイトでは着丈の差は1㎝ほどしかないのですが、実際に記載されているより大きな違いを感じます。

無印良品は着丈短めで、GUの方が長め。

GUの方がシャツは本来のディテールに近いですね。

また、腰位置が隠せるほど長い物の方が着こなしとしては簡単になるでしょう。

 

ということで着こなしにもよりますが、GUの勝利!

 

大きな違いは裾と袖

似たようなディテールばかりでほとんど同じにも見える2つでしたが2か所だけ大きく違う部分がありました

まず1つがここ。



無印良品の物だけは、ガジェットと言われる物が使われています。

ガジェットとは前身頃と後身頃を合わせた裾の部分を、縫い目が裂けないように付けた補強するための布です。

このディテールはシャツの耐久性を上げるための物。

昔縫製の技術が発達していなかった頃に、裂けやすい縫い目の対処法として使われたものなんだそうです。

実際に着た時の雰囲気としては、そこまで変わるものじゃないんですが、耐久性はもちろんあがっていることでしょう。

そしてももう一つがこの部分。



袖部分のプリーツが無印良品は2つで、GUは1つでした。

 

プリーツが多くある方が、ゆとりができますし、実際に着てみると無印良品の方が若干腕が細く見えました。

 

ということで、大きな違いのこの2つですが、耐久性・見た目ともに無印良品の勝利でした。

 

最終判定は?

それでは、以上の結果からどちらが良いのかを判定しようと思います。

厳選なる調査の結果。

 

GUの勝利です!!

 

この結果の大きな要因はやはり「価格」

確かに細かい部分では無印に軍配が挙がる箇所が多かったのですが、やはりそれを考えても倍以上の価値はないと判断しました。

また、GUのほうが着丈が長い分、着こなしにも幅が出ます。

無印良品の方はシャツを入れないことを前提に作っているような着丈なので、そういった意味でもGUのシャツの方が使いやすさが上だと感じました。

 

以上、独断と偏見になりますが、悩んだらGUを選んでみて!

という事になりました。

シャツを選ぶ時の参考になれば幸です。

それではまた!

 

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ブログ歴7年。 古着屋勤務歴5年。 デザイナーズからビンテージまで幅広く色々な服が好きなので、このブログでも幅広いテーマで発信中です!

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