古着屋店員兼ブロガーの自分が古着買取をしている経験から、高く買い取るコツをお話ししようと思います。
裏技的な方法ではありませんが、いくつかのコツをつかむことで買取金額を底上げすることができるでしょう。
そんないくつかのコツを伝授いたします。
この記事はこんな方におすすめ
- 古着をできるだけ高く売る方法を知りたい方
- 古着を高く売るためのコツを知りたい方
どうも!
古着屋店員兼ブロガーの「k(@k___blog)」です!
古着屋で買取を担当している僕が、洋服をできるだけ高く売るためのコツについてお伝えしていきます!
洋服買取とは
洋服買取は着なくなった服を買い取ってくれるサービスです。
洋服の廃棄問題が話題に挙がる中、リユースはとても環境にやさしい考え方だと思います。
また、汚れてしまった洋服、着なくなってしまった洋服でも物によっては買い取ってくれるかもしれません!
洋服を買取してくれるサービスというのは、今かなり多く大手のセカンドストリートを始め、色々な会社が買取をしてくれています。
実店舗はもちろん、現在では家から服を送るだけで査定して換金してくれる「宅配買取」も数多くあるんですね!
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個人的におすすめなのが、セカンドストリートの宅配買取。
平均的にどんな洋服でも他より高い買取金額が付くことがおおいです。
もちろん、宅配買取だけでなく、実店舗もおすすめですよ!
さて、そんな洋服の買取についてですが、実は高く買い取ってもらうためには、いくつかの【コツ】があります。
絶対的な方法ではありませんが、実践することが買取価格を底上げすることが可能です!!
これは実際に買取を行っている自分だからこそ発信できる情報だとも思っています。
もちろん、販売金額などの企業秘密的な情報は避けますが、自分が知りえた中で公開しても良い点だけをお伝えしますね。
買取をする店員を考えてみる
自分が古着屋店員だから「古着屋店員の事も考えろ!」って言っているわけでは絶対にないですが、まずは相手の古着屋店員の事を考える事から始めてみてはどうでしょう。
というのも、洋服の買取というのはある程度の基準が決まっている部分もありますが、店員ひとりひとりの考えにも左右される場合が結構あるからです。
そしてそれは値段に大きく反映されます。
アウトドアが得意な店員はアウトドアのアイテムを高く値付けすることが多いでしょうし、逆に言うと間違った値付けが少ないんです。
また、ドメブラが得意な店員はトレンドに敏感だったり。
ハイブランドが得意な店員は偽物の見極めに定評があったり。
と得意な分野がバラバラだと言えます。
そして、それらのことから何が言えるかと言うと、
人によって買取価格が違うという事です。
絶対に高くつけてもらうのは難しいかもしれませんが、買取をしてもらう方を選ぶことで適正価格を導き出してくれる確率はあがるでしょう。
査定してもらう方を指名することは少し難しいかもしれませんが、店員からしてみれば指名してもらうのは嬉しいことです。
もし、自分が持っていくブランドの分野に得意な方がいると分かったら、
○○さんに査定してもらったら嬉しいな。
みたいに一度聞いてみるのがおすすめです!
いわゆる指名ですね!
指名ができないお店もありますが、聞いてみることは悪いことではないので、聞けたら聞いてみましょう!
それと、これは決して愚痴ではないのですが、査定を頼まれるときに「できるだけ急いでくれ!」と言われる方がいます。
もちろん店員側としてはできるだけその意見を尊重したいので、早めに値付けするのですが、早くつければ付けるほど高い値段にはならないと思っていいでしょう。
その理由はもちろん調べる時間が減ってしまうからですね。
調べる時間が減るという事は適正価格である可能性が下がってしまうという事でもあります。
その結果、変に高い金額を付けないために、低めに付けてしまうんです。
時間があれば、市場価格を調べるだけでなく、色々な面からその商品を見て値段を決めることができます。
しかし、急ぐという事はその機会が無くなってしまうわけですから、これほど勿体ないことはないと思うんですよね。
ですので、査定してもらう時はできるだけ時間が開いているときに行った方がおすすめというワケです。
そしてもうひとつ。
これもまた、自分が買取店員だからという思われてしまうかもしれませんが、買取ができるだけ空いているときに行くのがおすすめです。
理由は上でも言ったとおり、調べる時間が多くあるからですね。
査定する量が多くなってしまうと、どうしても値付けが甘くなります。
ですので、できるだけ開いている時間。
開店間もない時間や平日の14時~17時・閉店の1時間前くらいに持ち込むのが良いでしょう。
(閉店一時間前はお店によっては査定できない所もあると思うので、そこだけは注意してください。)
買取するお店を考えてみる
人と同じで買取するお店によっても価格に差が生じます。
これは人よりも確実に差が出る部分ですね。
なんたってお店の基準自体が変わるワケですから。
ビジネス系がよく売れるお店は、フォーマルなアイテムを高く買い取ってくれるでしょうし、ストリートが得意なお店は現在のハイストリート系などを高めに買い取ってくれることでしょう。
ですので、どんなものが得意なお店なのかを、お店の雰囲気を見て考えるのがおすすめです。
買取に力を入れているお店は「買取強化中ブランド」などとチラシを貼っているところもあるのでその辺りを参考にしてみるといいですよ。
また、サラリーマンが多い場所・若者が多い場所などのように立地を考えてみるのも一つの方法です。
買取してもらう服を考えてみる
査定してもらう人とお店を考えたあとは、買取してもらう服についても考えてみましょう。
一番初めに考える事かもしれませんが、上を考えたうえで自分の服について改めて考えてみることがおすすめです。
査定してもらう服は大きく分けて2つの事を考えてみましょう。
その2つは、
「高く売れる物と高く売れない物」
「服のケア」
についてです。
これを理解することで、買取価格の底上げを狙えるはずですよ!
高く売れる物と売れない物
高く売れる物と売れない物ですが、まずは希少なアイテムは高く売れます。
ストリート系のブランドに多いのですが、流通量を少なくしてプレミアを出したものですね。
言うまでもないかもしれませんが、そういった物は市場価値が高いんです。
続いてはトレンド。
最近の物ほど高くつきやすいですが、ブランドによって差が出る部分でもありますね。
飽きた服は眠らせておかずに、早めに売った方が良いという事です。
最後にセールになったようなブランドの中でも「売れ残り」に値する物は市場価格も低めです。
セールで買った物は値段が付きづらいと思っていいでしょう。
買取に出す服のケアはする必要ある?
続いて、「服のケア」についてですが、服を持ってきてくれる方の中には過剰にケアしてくる方と全くケアしてこない方がいます。
「別にケアをしてこい!」
って言っているのではなく、ケアしてあった方が高くつきやすいという理由です。
古着は当然のように「状態」がものすごく大事です。
使用感のあるものと使用感がほとんどない物では大きく差が出る場合があるんですね。
中には買取不可能になる物もありますから。
そこで、自分でケアできる部分はケアしてから査定してもらうようにしましょう。
ポイントとしては体の汚れが付きやすい、「襟元」と「袖部分」ですね。
ここが汚れていると、状態が悪いからと価格が下がってしまいます。
実は人間の汚れって「襟用洗剤」などを使えば簡単にとることができるので、洗う事が可能な服ならまずは汚れを落してから売りに行くといいでしょう。
洗って縮んでしまったら元も子もないですが、汚れを落すというのは定石ですよ!
また、シャツなどの物ならシワが付いている物よりシワがない物の方が絶対に高くつきます。
面倒かもしれませんが、アイロンくらいはかけておくと良いかもしれませんね。
続いて、ケアのし過ぎといえるのが「クリーニングに出すこと」です。
クリーニングに出すことで綺麗になり、高くつくものもありますが、そこまで高価でないノンブランドなどにクリーニング代を出すのは本当にもったいないです。
個人的にはクリーニングはそこまで必要ないと思っているので、自宅でのケアに留めておいた方が良いでしょうね。
査定額を上げてもらうコツまとめ
さて、ここまで「査定してもらう店員の事」「査定してもらうお店の事」「査定してもらう服の事」を考えてもらいましたが、「査定額を上げてもらうコツ」をまとめてお伝えしておきましょう。
上で述べた物もありますが、それ以外もまとめて紹介しておきます。
買取してもらう店員を選ぶ
買取してもらう店員によって査定額は本当に様々です。
お店によっては査定してもらう店員を指定できるところもありますが、そうでないお店でも試しに聞いてみるくらいはしてもいいでしょう。
できるだけ買取店員の時間がある時に査定してもらう
査定額は時間があればあるほど、適正価格に近くなります。
「適正価格から離れたら高くなる場合もあるんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、上に離れるよりも下に離れた方がお店側の損失はないので下にはなれることの方が確実に多くなってしまいます。
ですので、売れ筋の服を持っていけるのなら、お店が空いているときに持っていくのがベストですね。
持っていく服が得意なお店を選ぶ
お店によって得意なアイテムは様々。
強化買取ブランドなどのチラシを見て、持っていくお店を事前に決めておくことも大切ですよ!
着なくなったものは早めに売る
コレクションブランドなどだと顕著に値段に表れますが、それ以外でも着なくなったらできるだけ早く古着屋に持っていきましょう。
着ない時期が長くなるとそれだけで服の価値は下がってしまうと思ってください。
ケアは自宅で出来る範囲でしておく
服のケアは買取価格を底上げするうえでとても大切ですが、クリーニングに出したりはせずに自宅でできる範囲内がおすすめです。(クリーニング代が勿体ないことになる場合があります。)
襟用洗剤で襟と裾を洗ったり、消えそうな染みがあれば綺麗にしておくとよいでしょう。
シワがあるよりない方が良い
シャツなどはシワがあるよりもない方が間違いなく高くつきます。
事前にアイロンをきちんとかけ、綺麗に畳んでから持っていくと良いでしょう。
タンス臭はファブリーズなどで消臭しておく
匂いも服の状態を大きく左右する要因です。
それだけで買取価格が下がってしまう場合があるので、ファブリーズなどを吹きかけてから持っていくと良いでしょう。
レディースを高く売るのは難しい
実はレディースの古着はあまり高く売れません。
その理由としては女性が男性よりも古着に抵抗があるからです。
お店としてもレディースはあまり売れないんですね。
結果として、買取価格も安くなってしまうので、思ったより値段が付かなくても落ち込まないでください。
もし、男女兼用で使えそうな物なら、男性と一緒に持っていくか、「男性物です。」と店員さんに伝えると少しは高くつくかもしれませんね。
愛想よくする
これは自分が愛想よくしてほしいから言っているのではなく、一般的に考えて言っているだけなのですが、査定してもらう時に愛想よくしておいて全く損はありません。
買取の査定をしている方も人間ですから、良さそうな人には「頑張って良い値を付けたい!」と思う事もあるでしょう。
買い取ってもらう側だからといってひどい態度をとっていると、もう来て欲しくない客と認定されてしまうかもしれませんよ。
もちろん、僕はすべてのお客様に平等に接しているつもりですが、やっぱりビックリする態度の方もいらっしゃるので、そういった方の査定はあまりしたくないなぁと思うのが本心ではありますから。
価格交渉は悪いことではありません
「値段交渉はよくないことだ!」
と思っている方もいるかもしれませんが、一度聞いてみるくらいは良いと思いますよ!
ただ闇雲に上げてくれ!って頼んでも無理ですが、強化買取ブランドなどのお店側が欲しい商品を持って行ったときは、一度は価格を上げられないか頼んでみると良いでしょう。
お店が本当に欲しい商品である場合はお店側も頑張ってくれるかもしれません。
もし価格交渉で嫌な顔をする店員がいれば、それは逆に販売員失格なのでそんなお店で買い取ってもらうのはやめた方がいいかと思います。
また、価格交渉をする場合は決定権のある店員と話すことができると良いでしょう。
それができないし、分からないお店もありますが、狙っていけるお店だとやりやすいですね。
特に売れ行きのアイテムは数百円高くなっても買いたいと思う場合も多いので、1度は交渉したいですね。(交渉は5000円以上の服ならしやすいはずです。)
終わりに
以上、古着屋店員の自分が本気で古着を高く売るコツについてお伝えしました。
コツと言っても裏技的な事ではなく、販売員とお店の事を考えてみればごく一般的な事です。
ただただ「高く売りたい!」というのではなく、どうすれば「高く買いたい」と思ってくれるのかを考えるとおのずと答えが見つかってくると思いますよ!
また、家から配送するだけで査定してもらえる「宅配買取」というサービスをいくつか比較した記事も書いているので、一番高く売れる宅配買取が知りたい方はこの2つの記事も参考にしてみて下さい!!
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それでは、以上になりますが、これらのコツを参考にしてお店や宅配買取を試してみてはどうでしょう。
参考になれば幸です。