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セレクトショップオリジナル品で買うべきではない物とは?

2017年8月9日

セレクトショップが自社で制作しているアイテム「セレクトショップオリジナル品」ですが、もちろん良い物もあればこれは買う必要が一切ないなと思うものまで数多くあります。今回はセレクトショップで買う時の無駄な失敗をしないための方法についてです。

 

セレクトショップオリジナル品とは

http://store.united-arrows.co.jp/shop/ua/storelocator/ugz.html

セレクトショップオリジナル品と言うのは各セレクトショップが自社で作ったアイテムの事をいいます。

 

普通セレクトショップは名前の通り、ブランドやアイテムをセレクト(選び)しそれを販売しています。

一概には言えないですが、卸値としては小売価格の50%~60%が一般的らしいです。

ですので単純計算だと自分が1,0000円で服を買ったら4,000円~5,000円がセレクトショップに入っているというい事ですね。

(かなり大まかな利益率と計算なのですべてがこの限りではありません。)

 

このように小売りで利益を得ているお店がほとんどなんですが、大手セレクトショップになってくると自社でも服を作り始めます。

BEAMSやユナイテッドアローズなどの大手は半分以上がオリジナル品と言う店舗もあるでしょう。

(店舗の営業形態や出店されている地区によってかなり違ってきますが。)

 

それらがセレクトショップオリジナル品。通称セレオリと呼ばれているんですね。

 

なぜセレオリがあるの?

http://wear.jp/item/3535776/

一般的にセレオリのアイテムと言うのは、自社で扱っているブランドにないものだったり、扱っている物よりも価格を落した廉価版だったりします。

そういったオリジナル品をセレクトしているブランドの近くに置いたりして、

「このブランド物とセットで買おう!」

「似ているけどこっちの方が安いなぁ。」

と思ってもらえるように作っていたりするんですね。

 

また、セレオリ品は自社で作っていることもあって、ブランドではかかっていたブランド側の利益が必要ありません。

セレクトショップが買い付けしたブランド品の流れはこんな感じ。

原価3,000円→ブランド6,000円→セレクトショップ10,000円→お客さん

 

セレクトショップオリジナル品はこんな感じ。

原価3,000円→セレクトショップ10,000円→お客さん

となり、単純に考えるとセレクトショップの利益が4,000円から7,000円の倍近くに増えるんですね。

もちろんやすく提供できるから原価率をあげようとするセレクトショップもありますが、中には原価がとても安いまま販売しているアイテムもあるという事ですね。

 

買うべきではないオリジナル品

http://zozo.jp/shop/beautyandyouthunitedarrows/goods-sale/20502135/?did=39513227

さて、こういった特性のあるセレクトショップオリジナル商品。

まずは買うべきではないアイテムについて見ていこうと思います。

実際は物やセレクトショップにもよるのですが、ほとんどのところで当てはまるのがこの3つ。

  • ベーシックなシャツ
  • ベーシックなTシャツ
  • ベーシックなデニムパンツ

です。

 

この3つのアイテムは少し安い方を見ればユニクロなどのファストファッションで近い出来栄えの物があるし、もう少し高い方を見ればブランドのTシャツやシャツ・デニムパンツが買えてしまうんですね。

 

セレクトショップ側からしたらセットで買ってほしい商品だとも言えるでしょう。

ほんとにセレクトショップに行って改めて見てもらえば分かるのですが、ベーシックなTシャツやシャツってどれも同じような物です。

そしてその割に結構な値段がするなぁと思う事でしょう。

 

絶対に買ったらダメとは言いませんが、買う理由を見つけるのが難しい商品ではありますね。

僕はセールでもほとんど買わないアイテムですね。

 

デザインや少し変わったディテールの物は別ですよ!

 

逆に買っても良いオリジナル品

http://www.beams.co.jp/item/beams/bag/11610118094/

では続いてセレクトショップオリジナル品で買ってもいい・買った方が良い商品についても紹介しておきます。

 

まず1つ目は「別注品・コラボ品」です。

別注品とはセレクトショップがブランドやメーカーにデザインや素材などを変更して特別に注文した商品のこと。

コラボも似たようなものですが、共同で作った物という考えでいいでしょう。

この2つは原価率が高い傾向にもあるし、売れ残った物は次の年に売ることができにくいのでセールにもなりやすい。

お金がかかる分、各セレクトショップに数点しかありませんが、リサーチして置く価値があるでしょう。

 

そしてもう一つ。

それは「良いコピー品」です。

ほとんどのファッションアイテムと言うのは、ハイブランドやデザイナーズのコピーだったりします。(ファッションってどうも模倣が許されやすいところがあるんですよね。)

 

トレンドの早いブランドのアイテムを自分たちのブランドやアイテムにマネタイズすることでファッションアイテムと言うのは出来上がっていくんですね。

 

そういった意味でセレクトショップオリジナル品もトレンドをつかむためにコピーしたような商品も数多くあります。

 

去年の秋冬で多かったのがどこかで見たような機能的なジャケット。

 

僕的には「テアトラ」のコピーのような物を散見したしたのですが、あれは元の値段が高いからこそのオリジナル品で低価格化したコピー品だと言えるでしょう

 

確かにそこに需要があり、良いコピー商品もありました。

このようにきちんと自社のお客さんにマネタイズされた良品もある一方で、劣化コピーみたいな物もやはりあります。

 

そういった物をきちんと見極めるにはブランドを見て勉強しておくのも大切なのですが、それはそれで難し事でもありますよね。

ですので、コピー品っぽい服は素材感だけでも重要視すると安っぽい、ただトレンドを真似ただけの劣化コピー品を手にすることは少なくなるでしょう。

 

終わりに

以上になります。

一長一短あるセレクトショップですが、きちんと選ぶことで質の良い物を安く手に入れることができるでしょう。

また、最近のセレクトショップオリジナル品はもうそれだけでブランド化してきている所もあります。

ユナイテッドアローズが運営する「モンキータイム」や「ビューティー&ユース」はオリジンル品とも言えるのですが、ブランドでもあります。

これらのセレクトショップのブランドはセレクトショップの視点と言うよりもブランドを見るときの視点で見た方が良いかもしれません。

それでは以上になりますが、セレクトショップで買い物をするときの参考になれば幸です!!

それではまた。

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ブログ歴7年。 古着屋勤務歴5年。 デザイナーズからビンテージまで幅広く色々な服が好きなので、このブログでも幅広いテーマで発信中です!

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