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スーツを古着屋で買うという選択肢【自分のジャストサイズを探し出せ!】

2017年10月15日

社会人の基本アイテム「スーツ」

今回新しいスーツを新調しようと思い探していたのですが、新品のスーツではなく、古着で自分サイズを探してみよう考えて色々な古着屋を回っていました。

そしてやっとの思いでジャストサイズのスーツを発見することができたので、購入したスーツと古着屋でスーツを買う時に気を付けることなどを紹介しておこうと思います。

 

スーツの正解はジャストサイズ

スーツと言うのは他の出のアイテムよりもサイズ感にこだわるべきです。

その理由はカジュアルファッションと違い、ジャストサイズこそ正義だからなんですね。

 

ビックサイズ化が進む街着と言う名のカジュアルファッションでは、サイズの概念が薄れつつあります。

ネット上の「ファッションはジャストサイズが大切だよ!」

といった安易な発言が薄まってきていることからも、サイズに対する価値観が変わってきていると言えるでしょう。

 

もちろんどんなファッションでもサイズ感は大切ですが、現在のトレンドでは肩を落として着たり、袖丈が指が見えないくらい長い物でも変に見えることはありません。

逆にトレンドに寄せた今時のファッションとも思えるでしょう。

 

しかしです。

スーツの正解はいつまでたってもジャストサイズ。

完成形であるスーツは、スーツというカテゴリーの中で多少なりのトレンドはあるものの、基本は同じです。

逆に最近のスーツは安価なスーツでもジャストサイズがより定着しているとも思えます。

「スーツカンパニー」や「スーツセレクト」などのスーツは安価で、形も綺麗ですから、大型モールに入っているような量販店でも、それなりの物を手に入れることができる時代なんですね。

 

一昔前は安物のスーツって無駄にサイズが大きくて、体形が綺麗に見えなかったりもしたんですよ。

それが今では、安くてもそれなりの物を提供してくれます。

ほんと、新卒の時に購入したスーツなんて、今着たらなんでこんなの買ったんだろうと思うくらいサイズおかしいですから。

 

カジュアルなファッションではビックサイズが定着している現在ですが、スーツと言う分野ではよりジャストサイズが定着してきているのではないかと思っています。

 

ですので、古着を探すときは、このサイズ感に細心の注意を払う必要があるというワケです!

 

古着屋でスーツを探す理由

では、ジャストサイズが安価に買う事ができる現在で、なぜ古着でスーツを探すのか。

 

その理由は、良いスーツを古着屋で探すという考えの方が少ないからです。

 

スーツはジャストサイズが大切だと上でも言っているように、自分に合った物を見つける事が必要になってきます。

オーダースーツという物があるのは、ジャストサイズが正義だからなんですね。

そして量販店でも数多くのサイズ感を展開しているので、自分に合った物を簡単に見つけることができます。

それに対して、古着屋は基本的には一点もの。

気に入った物でもサイズ感が合わなければ着ることは不可能なんです。

ジャストサイズが基本のスーツなのに、自分に合ったサイズ感を探すのが難しいのなら、皆が量販店に向かう事でしょう。

これが普通の考えです。

 

ですが、普通の人とは逆の事を考えることで得することができます。

長い時間をかけてでも自分のジャストサイズを捜すことで、他の人にはないお得な買い物ができるというワケ。

ライバルが少ないので、良品が眠っている可能性がものすごく高くなるんです。

 

そして、スーツは物によっては値下がりが激しいことも。

元値の四分の一以下で変える物も数多くあることでしょう。

 

時間をかけてもいいのなら、この方法で量販店よりも仕立てのいいスーツを、量販店より低価格で購入することができますよ!

 

古着屋でスーツを買う時に気を付ける事

さて、では古着屋でスーツを探すときに気を付けることをいくつかお伝えしておきます。

ほとんどがサイズ感の事なのですが、

まずは肩パットが入っていないか。

 

いい物でも肩パットが入っていると、どうしても昔のスーツに見えてしまいます。一昔前のスーツのトレンドが肩パットが入った物だったのでしょう。

古着屋で探しているときにほんとに多く目にします。

どうしても古臭い印象になるので、そこは絶対に避けましょう。

 

続いて袖丈。

https://otokomaeken.com/mensfashion/4238

袖丈の正解は横に手を下した状態で、親指から袖までの距離が11㎝くらいです。

短すぎてもちんちくりんな雰囲気になりますし、長すぎてもだらしない。

全体の雰囲気を左右すると言っても過言ではない部分なので、きちんとした物を選びましょう。

理想としては上の画像くらいですね。

 

ワイシャツが袖から1㎝~2㎝でるのが良いとされていますが、個人的には1.5がジャストだと思っています。(この辺は突き詰めれば個々人の好みの問題になってくるかと。)

 

続いてジャケットの着丈。

http://www.newyorker.co.jp/magazine/know/howto/5608/

以前はお尻がすっぽりと隠れるくらいと言うのが通例でしたが、現在ではお尻の三分の一が見えるくらいがすっきりとした見た目になるとされています。

スーツのトレンド的にも動きやすいゆったりした物より、すっきりとしたジャストサイズに寄っているんだと思います。

 

こちらも短すぎると、とっちゃん坊屋みたいですし、長すぎるとオジサン臭い印象に。

ジャストサイズと言う概念は難しく感じるかもしれませんが、この画像やお尻の三分の一が見えるという部分に注目しながら選んでみるといいでしょう。

 

続いてジャケットの身幅

https://jobinfo.me/skill/fashion/mens/suit/size_of_suit/waist_size_of_suit.html

ネット上では、ボタンを閉めてこぶしが入るくらい、または掌が入るくらい。

という2パターンに大きく分けられますが、一番大切なのは胸あたりに変なシワが入らないかどうか。

シワがない状態こそ、スーツの完璧なスタイルなので、掌がちょうど入るサイズだけど、胸元がピチピチすぎて変なシワがよるというのなら、こぶしが入る程度の方が良いでしょう。

場合によるのですが、個人的には着丈や袖丈があっていれば、こぶしが入るくらいの身幅でもすっきりとした見た目になると思いますよ!

 

続いてスラックスの裾丈

http://blog.uktsc.com/sibuya/95003

こちらも重要な部分ですが、一昔前だとワンクッションか、ハーフクッションくらいの丈感がベストとされていました。

しかし、現在ではノークッションが足元もすっきりと見えるので主流に近い物となっています。

現在も基本はハーフクッションあたりかと思いますが、スーツに気を使っている人ほど、このノークッションを意識していると見受けられますね。

こちらはカジュアルファッションのアンクルパンツの影響を多少なりとも受けているのではないかと個人的には思っています。

 

その他にもラペルの形やボタンの数、シングルかダブル、などがありますが、

 

http://dandyism-collection.com/mens_fashion/6454/

ラペルはベーシックなノッチドラペルで、ラペル幅は広すぎない物を選んだ法がいいでしょう。

 

http://wear.jp/item/4569614/

ボタンは2つの2Bジャケットを選んだ方が良いですが、変に着丈が長くなったりしていないのなら3つボタンでもいいです。

 

https://www.global-style.jp/enjoy-order/?p=5939

左のシングルが一般的ですが、右のダブルの方がフォーマルよりな印象になります。

どちらかでないとダメ。

と言う物でもないですが、シングルの方が古着でいい物がある確率が高いように感じます。

ダブルだと少しおじさん臭いシルエットの物が増えるんですよね。

 

ってことで、突き詰めるとまだまだありますが、一般的にはこの辺りまで考えることができれば十分でしょう。

 

購入したスーツ

そんなワケで、僕が2カ月近く探し回って、やっとの思いで手に入れたのがこいつ!!

 

「SOHPNET.(ソフネット)」というブランドのスーツになります。

年代は2011年の物でした。

価格は何と8,000円(+税)

元の価格は8万円程です。

 

ソフネットと言えば、ストリートなアイテムが目につきますが、こういったトラディショナルなアイテムも得意なんですね。

 

テーラードジャケットは、正統派のノッチドラペルに二つボタンのシングル。

着丈も袖丈も上記で書いたようなベストなサイズ感となっています。

身幅はこぶしがちょうど入るくらいの少しゆったりした物です。

 

ウール100%の光沢感ある生地、そして水牛ボタンが雰囲気を格段にアップさせてくれています。

 

裏地はキュプラではなく、ポリエステルですが、面白いブランドロゴのデザインが入っており、手の込んだ作りようとなっています。

 

わきの下には通気性を高めるためのベンチレーションがあり、このあたりにストリート色強めのソフネットらしさを感じます。

 

パンツもノークッションで履ける丈だったので文句なし!

古着ですが、綺麗なセンタープレスも健在です。

 

パンツからも生地の良さが伝わるでしょう。

 

安かった理由とその改善方法

さて、2011年のアイテムと言えどもかなりの低価格品。

その理由はパンツがかなり使い込まれた物になっており、毛玉ができてしまっていたからでした。

 

痛恨のミスで、毛玉いっぱいの写真を撮り忘れたのですが、摩擦が起きやすいお尻部分に使い込んだと思われる毛玉が結構できていたんですよね。

 

普通ならそこであきらめてしまう方もいるかもしれませんが、ある程度の毛玉なら、毛玉取りを使う事で改善することができます。

 

今回使用したのがこちらの「テスコム」の毛玉クリーナー。

使用中は音が少し気になりますが、簡単にそして素早く無駄な毛玉を除去してくれます。

 

毛玉取りをしすぎるのは、あまりいい事ではないので、メンテナンスはドライクリーニングやブラシかけを頻繁にしてあげるのが理想です。

今回はブラシではどうにもならないくらいの毛玉だったので、毛玉クリーナーを使っています。

 

こんな感じにお尻の毛玉をじょりじょり。

 

たったの20分でこんなにも綺麗に!

以前はT字のカミソリを使っていたのですが、やっぱり簡単で早いのはこういった電動の毛玉取りですね!

 

終わりに

以上、古着屋でスーツを買うべき理由と、そのうえで気を付ける事。

そして、僕がそのすべてを考えながら購入したスーツを紹介しました。

 

今回知り合いの結婚式に向けてスーツを捜していたのですが、良い物が見つかって本当に良かった。

ご祝儀でまぁまぁの額が飛んでしましますからね、スーツは安く済ませたいけどいい物が欲しかったんですよ。

以前持っていたスーツは全部処分してしまっていたので、実は結構焦って探していたんですけどね。(笑)

 

もう少し見つけるのが遅ければ、スーツセレクトで購入していたことでしょう。(スーツセレクト比較的安価で、シルエットも細身なので結構おすすめ!)

 

このソフネットのスーツはインナーや靴を変えればカジュアルにも使えるくらいの物です。

実際、2011年のこのジャケットを取り扱っていた店舗の着こなし画像などを覗くと、カジュアルスタイルに着ていましたし。

そう考えると、スーツとカジュアルに使えるセットアップを同時に手に入れることができ、かなりお得な気分です!

 

古着のスーツには抵抗がある。

という方も、上記の気を付ける点などを鑑みながら探すことで、低価格でブランドのスーツを手に入れることができるでしょう!

それでは以上になりますが、スーツ選びの参考になれば幸です。

それではまた。

 

ちなみに、ネクタイも古着で手に入れてます

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ブログ歴7年。 古着屋勤務歴5年。 デザイナーズからビンテージまで幅広く色々な服が好きなので、このブログでも幅広いテーマで発信中です!

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