当ページのリンクには広告が含まれます。 ミリタリー

ユーロミリタリーの魅力溢れるフィールドジャケット

2018年8月31日

無骨な印象があるのがミリアタリーアイテムと言う物。そんな中野暮ったくならず、ファッションとして取り入れやすいユーロミリタリーのフィールドジャケットをご紹介!

ポルトガルの軍卸物を日本のブランドがアレンジしたアイテムとなっています。

どうも!

古着屋店員兼ブロガーの「k(@k___blog)」です!

今回はユーロミリタリーのアイテムについて。

米国のミリタリーとはまた違った、日本人に合わせやすいミリタリーアイテムをご紹介します。

ポルトガル軍のフィールドジャケット

こちらのアイテムが今回古着屋さんで購入したミリタリージャケット。

戦闘服らしい、無駄な装飾のないシンプルなデザインが魅力的です。

そして、このジャケットは実際の軍の卸物。

ポルトガル軍のフィールドジャケットになります。

襟のタグに「Oficinas Gerais de Fardamento」と書かれていますね。

これがポルトガル軍に実際に卸していた会社の名前となっています。

検索してみてもほとんど情報が得られないので、現在も作っているかどうかは不明ですが、卸していたという情報は間違いないようです。

ヨーロッパのミリタリーアイテムは米国のミリタリーアイテムと違って、日本に入ってきている数がかなり少ないのですが、その理由はデットストック(軍内での売れ残り)を一般人が直接購入することができない点にあります。

アメリカ軍のデットストックは実際に現地に行くと1点から売っている所も多いのですが、ユーロミリタリーは数十点からでないと購入できない事がほとんど。

また、きちんと組合などに属さないと買えない体制がヨーロッパにはあるという話も聞きました。

出回る量もきちんと決められているという事なのでしょう。

そういった理由から、古着などを見てもあまり数が多くはないんですね。

そんな希少性も相まって、ユーロミリタリーを見るとついつい手が伸びてしまうんです。

フィールドジャケットのディテール

では、アイテムのディテールを見ていきましょう。

このフィールドジャケットはジャケットと言うよりも、シャツに近い感覚で羽織れる生地の厚さとなっており、ちょっとした羽織物として使用することができます。

胸から裾にかけて、真っすぐなボックスシルエットなので、ゆったりとした着こなしをすることができますが、野暮ったくなりすぎないのも、面白いところ。

ユーロミリタリーらしい立体的で、体に馴染みやすい作りとなっているのでしょう。

肩部分には「エポーレット」が付いています。

ミリタリーアイテムを着たことがある方は分かる人もいるかと思うのですが、このディテール、アイテムによってはかなり邪魔に感じてしまいます。

と言うのも、ミリタリー特有のデザインなので、このディテールがあるだけで無骨さを感じてしまいます。

また、エポーレットがあるせいで、現在トレンドであるオーバーサイズで肩を落として着ることが難しくなってしまうんですね。

しかしながら、このジャケットは多きなサイズで着ても、きちんと肩も落ちますし、無骨さもそこまでひしひしとは感じません。

なぜ、そう感じるのかは難しくて説明しにくい点でもあるのですが、明らかに米国のミリタリーよりファッションとして馴染みやすいんです。

アームホールはそれほど太くないのですが、腕周りはミリタリーアイテムとしてはかなり太目に感じます。

多くのアイテムは動きの邪魔にならないよう、しっかりと細身に留められるボタンやベルクロなどを付けたりしていますが、それが一切ありません。

ですので、着た時の見え方としては今のファッションらしいゆったりした見え方になるでしょう。

生地は製品タグがなかったので、確実性はないですがコットン100%の物と思われます。

少し起毛がかった肌触りとカーキの色合いがミリタリーにしかない味わいを与えてくれますよね。

ボタンは樹脂ボタンで、こちらも今主流のプラスチックボタンにない味わい深い物になっているかと思います。

傷のつき方も雰囲気があっていいですよね。

ブランドがデザインをひと加え

そんなポルトガル軍のフィールドジャケットになっているのですが、実はこちらのアイテムはブランドがデザインを少しだけ加えた物になっています。

「Few」という渋谷のブランドのロゴが入っており、こちらのブランドがデットストックか実際に使用していた物をアレンジしたのでしょう。

背中の中央部分に糸が縫われています。

正直、ユーロミリタリーとして着たいならなくてもいいデザインですが、デザイナーズっぽく着たいなら面白いデザインではあるでしょう。

簡単に取れる糸なので、気が変わったら切ってしまうかもしれません。

ユーロミリタリーはこういったファッションアイテムとしてデザインを加えなくても、元からオシャレに着られるアイテムでもあるので、アレンジなどは特に必要ないですよ!

終わりに

以上、ポルトガル軍のフィールドジャケットについてご紹介させていただきました。

個人的にミリタリーはヨーロッパの物の方が好きです。

それは上で言ったような、着こなしやすさや現代のファッションとの馴染みの良さがあるからに他なりません。

実際、このアイテム以外にもユーロミリタリーをいくつか持っているのですが、そのどれもが一枚で着て様になる物ばかりです。

米国の物よりも少々値段のするものも多いですが、それでもユーロミリタリーをおすすめします。

同じ物を購入することはできませんが、下のアイテムなどでそんなユーロミリタリーの良さを味わう事はできるでしょう!

それでは、以上になりますがミリタリーアイテムを購入するときの参考になれば幸いです。

ではまた。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

k

ブログ歴7年。 古着屋勤務歴5年。 デザイナーズからビンテージまで幅広く色々な服が好きなので、このブログでも幅広いテーマで発信中です!

-ミリタリー
-,